東ラジは永遠に

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今日、所用のついでに久しぶりに秋葉原に寄る。
どんどん変わっていくこの街は、かつての世界一の電気街という趣は薄れている。
年寄りの愚痴と言われたくないので詳しくは書かないが、別の意味でマニアックな街となった。
ところで私は、小学生のころから週末になると秋葉原に通っていた。
(正確には、週末になると友人とつるんで交通博物館や逓信博物館などの巡回をしていたのだが)
お目当ては、電子部品やジャンクといわれる不良品である。
それを買いあさり、当時あった「初歩のラジオ」や「ラジオの製作」などの雑誌に載っていた回路図どおりに組み立てて、うまく動いたと言っては満足していたのである。

電子部品を探すときのメッカが、「東京ラジオデパート」略して「東ラジ」である。
ほかの多くのパーツ店は、秋葉原地区の再開発とかで姿を消しているが、「東ラジ」は健在であった。
実は、私が東ラジを最後に利用したのは、大学に合格してその足で向かったのが最後である。
かれこれ、20年以上の時が流れている。
このときは、トランスやケース、電圧メーターなどを買いあさり、スイッチング電源を組み立てた。

今日、「東ラジ」に入った一番の感想は、「ここ、すっげ~、おめ~」(ルフィ風に)である。
壁に貼ってある「楽しい買い物」、エスカレーター前にある「滑りやすいのでご注意下さい」の立て札も昔どおりだ。
店舗は若干入れ替わっているが、平日のみ営業し、休日には店を閉めるという強気の店も昔どおりだ。
もちろん、最後に訪れたままの状態の店もある。
なんだかよくわからない中古パーツ(IBM360用?)をずらっと並べて、「どうだ!」と言わんばかりの品揃えをしている店もある。
ボードと液晶モニタしかないのに、どういうわけかNEC製MS-DOSのインストールを実行中のマシン(?)もある。
その前で、店主と思われる人物と客と思われる人物が談笑している。

そうそう、この空気!
思わず、懐かしく楽しいのだが、私には買うものがない。
PC周辺機器なら、そのへんでも安く買えるし、部品を買っても組み立てるものがない。
すべての人が私みたいだとは思わないけれども、この手の人口は減っているのだろう。
それでも商売を続けて、まだまだ衰えを感じさせない「東ラジ」に感動した。

場所を知らない人がいれば、中央通りを「CLUB SEGA」のある角でお茶の水方面に曲がる。
右手には腕時計などを並べているが、そのまま行くと「東ラジ」である。
行き過ぎると、パチンコ屋になってしまう。
気付かずに通り過ぎている人も多いであろう。
中に入れば、別世界である。

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