たまにはお好み焼き

久しぶりに、食べ物の話でも。
9月には餃子のことを書いたので、今回はお好み焼きといってみる。
プロのようなテクニックはいらない、お手軽お好み焼きである。
お好み焼きには、大阪風、広島風とあり、材料も製法も異なるのだが、ここで書くのは何風になるのか?

お好み焼きも、野菜をたっぷり入れれば野菜補給にもなるので、こどもに野菜を食べさせたい場合にはよく作る。レシピは以下のとおり。

なお、例によって大人数向けとなっているので、適当に加減すること。

★材料
キャベツ1/2個
長ネギ1/2本
シイタケ2個~3個
ニンジン1/2本
長芋100g
ゆで蛸刺身用200g
豚バラ肉200g
干し桜エビ適量
紅生姜適量
削り節(花節)適量
揚げ玉適量
小麦薄力粉適量
出汁の素少々

★食べるとき
ソース
マヨネーズ
青のり

最初に、野菜を切る。
キャベツは、みじん切りより少し粗いくらいに。
野菜の歯ごたえが欲しければ、少し大きめに切っておくといいだろう。
長ネギは、みじん切りに。
青い部分が多いと焼いたときに香りがよくなる。
白い部分が多いと甘くなる。お好みで。
シイタケとニンジンはお好みで。入れる場合にはみじん切りに。
必須ではないが、野菜補給を考える場合には入れた方がいいだろう。

蛸は、刺身用と言っても明石産のいいものである必要はない。
モロッコ産の解凍したもので十分である。
足や胴体を、5mm角くらいに刻んでおく。

紅ショウガは、みじん切りにしておく。
仕上がりが変に酸っぱくなってはイヤなので、漬け汁はよく切っておく。
これもみじん切りに。
紅ショウガは、彩りもいいし歯ごたえのアクセントとなるので、推奨したい。

ここまでで、刻んだ材料をボウルにあける。
干し桜エビを投入。
干し桜エビは、丸のままでもよいし、少し刻んでもいい。

長芋を用意する。
長芋は、仕上がりがふっくらと軽くなるので推奨したい。
長居もがない場合、大和芋とか、とにかくそういう粘るものでいい。
ただし、粘ると言っても里芋の類は不可である。
ピーラーで皮をむき、おろし金でおろしておく。
できれば、目の細かなものがいい。
これも、ボウルの中にすぐに投入する。

お好みで、出汁の素(「ほんだし」など)を少量入れておくといい。
ここで、ここまでの材料を軽く混ぜ合わせておく。

生地となる小麦粉と混ぜるのだが、スムーズに混ぜるには別の容器で溶いた方がいい。
もちろん、状態を見ながら材料といきなり混ぜ合わせてしまってもいい。
しかし、ダマができたり、量によっては混ぜにくいので、別に行うことを推奨する。
材料が水分を多く含むので、少し固めに溶いておく。
溶けたら、材料と完全に混ぜ合わせてしまう。
これが、お手軽お好み焼きのポイントである。

ここで、焼くときの具を用意しておこう。
豚バラ肉は適当なサイズに。焼き上がりに合わせるといい。
削り節と揚げ玉はお好みで。

ここまで来たら、焼いてしまう。
ホットプレートを180度くらいに熱しておく。
そこに、油を薄く一様にひく。

ボウルから、混ぜ合わせた材料をオタマですくって、お好みの大きさに鉄板に広げていく。
欲ばってあまり大きくすると、ひっくり返すときに難儀する。
フライ返しで無理なくひっくり返せる、15cmくらいが無難だろう。
広げた表面に、削り節を振りかける。
また、揚げ玉も振りかける。
その上に、豚バラ肉を被せる。

豚バラ肉の替わりにエビを開いたものを使うと、あっさりと仕上がる。
タマゴを焼くのもいいだろう。

片面が少し固まってひっくり返せるようになったら、フライ返しでひっくり返す。
乗せた具をぶちまけないように気を付けよう。
ひっくり返したら、軽くフライ返しで鉄板に押しつける。
豚バラ肉が鉄板にまんべんなく接触するようにすると、肉の脂が抜けてカリッとなる。
あまり強く押しつけると、生地が潰れてしまうので注意しよう。

豚バラ肉に焦げ目が付き、白い部分が見えなくなったら、さらにひっくり返す。
このとき、豚バラ肉から抜けた脂が鉄板についているので、その脂でもう片面を焼く。
こっちは、脂が浸みて少しカリッとするくらいまで焼けばいいので、短時間で。

焼き上がったら、皿に移そう。
鉄板の上に置いておくと、どんどん焼けてしまうので、次のを焼くためにも、さっさと別の皿に移してしまおう。
これは、ぜひ熱いうちにいただきたい。当然、ビールもつけておこう。
焼き上がりにかけるものは、ソースを中心に、お好みで。
ソースは、おたふく、どろ、ブルドックなどいろいろあるだろうが、何でもいい。
個人的には、ブルドックの中濃と、マヨネーズを合わせたものがいい。
青のり粉を振りかけて、生地にも入っているが紅ショウガや削り節をさらに添えてもいい。

あとは、はふはふ食べていただき、外側のカリカリ感と生地のしっとり感を楽しむ。
このあと、焼きそばも作ろう。
両者を合体させれば、広島風になるが、うまくひっくり返せる自信がないので、チャレンジしていない。
今度やってみよう。

コメント