日本語入力には何をお使い?(3)

愛用の日本語入力ツールであるATOK 2005は快調だ。と言いたいところだが、細かな点でATOK17と異なり、設定を変更する方法がわからないところがあって、微妙に戸惑う。たとえば…(おまけ付き)。

半角固定モードで「2,000」とか入れても、変換されると「2,000」となる

これは学習しない。毎回、こうなる。もしかしたらこう書くのが「流儀」なのかも知れないが、ExcelならともかくWordやテキストエディタで金額などを入力していくときには困るなぁ。

括弧類が、とりあえず半角になる

たとえば、

…とうわけである(以降略)。

といった感じで全角パーレンを使いたいとき、変換すると半角のパーレンになる。文節ごとに確定させていき、開きパーレンの位置で全角開きパーレンに変換し直せば、閉じパーレンも自動的に全角閉じパーレンになる。このへんは、対応を自動的に判断して適切な変換を行うATOK2005の機能が生きている。ただ、常に最初は半角になるようで、これを学習してくれないのも困っている。

もしかしたら、パーレンと火の約物類も半角にするのが流儀なのかなぁ。でも、全角パーレンと半角パーレンでは、フォントが異なることがほとんどなのでベースラインがずれて見苦しくなる。組版の世界では、半角の約物(つまり欧文系のもの)を使うときは要注意なんだが。

ほかにもあるような気がするが、今回の主題はそこではない。ATOK2005のサポートアップデートを使ってみましょう、というネタだ。本日の時点で、3つのサポートアップデートが公開されている。

  1. ATOK 2005 標準辞書アップデート(名称変更アシスト)
  2. ATOK 2005 アップデートモジュール
  3. ATOK 2005用郵便番号辞書

2番のアップデートモジュールは、無条件で当ててしまおう。っていうか、今まで当ててなかったのかよ、という感じだ。バージョンが18.0.3であれば更新の必要はなし、とある。調べてみると、18.0.1だ。当てねばなるまい。ダウンロードして、実行。InstallShieldによるアップデートとなる。たいてい再起動となるが、案の定再起動だ。

再起動後、バージョンを確認する。18.0.3。OKだ。しかし、何が変わったのかは不明。アップデート前に、ドキュメント読めよな>あたし。

時系列順に、全部当ててしまおうか(アップデートは除く)。郵便番号辞書ね、今年の3/31時点の日本郵政公社発表のものに合わせてしまおうというわけね。これにも確認事項がある。ATOK18Y7.DICのタイムスタンプを調べろと来た。でも、どこにこのファイルがあるか書いてないわけだし、かんたんに調べろとか言えないんじゃ?でも、私は調べることができるから、調べる。ちなみに、ATOK2005のフォルダはATOK18という名前だから要注意。Microsoft Word 11,Adobe Illustrator 11しかり、だね。

※よく読んだら、調べ方が書いてあった。スマソ。

タイムスタンプを調べれば、明らかに古いので、アップデートを当ててみる。これもInstallShieldだ。だが、再起動は必要なし。辞書ファイルを3つコピーするだけのようなので、必要ないか。

最後は、名称変更アシストというものだ。これは何か?簡単に言えば、古い市町村名の入力を指摘し、新しい市町村名による入力に矯正してくれるものらしい。これも、確認事項がある。ATOK18.DICのタイムスタンプを調べろとある。これも明らかに古いので、アップデートを当てる。これもInstallShieldだ。再起動は必要なし。

試しに、今は存在しない「しずおかけんたがたぐんいずながおかちょう」と変換すると、「静岡県田方郡伊豆長岡町《合併→「伊豆の国市」》」(とほほ)と指摘される。ついでに、「とうきょうとほうやし」は「東京都保谷市《合併→「西東京市」》と指摘される。もういいや。

※この機能は、ATOK205のプロパティで校正支援、市町村名の指摘が有効になっていないと使えない。ただ、デフォルトでONになっているようだ。

できれば、逆の指摘も欲しいところだ。「とうきょうとにしとうきょうし」は「東京都西東京市《分割→「東京都保谷市」「東京都田無市」》」という具合に。合併元の市町村が多いと、大変だぞ(ex..「南アルプス市」)。

実は、ATOK205のサポートアップデートに記載されない、パワーアップもあるようだ。登録ユーザには、メールで知らされてくる。こっちの方が面白そうだ。ただ、公開していいかは不明なので、ちょっと調べてから別記事で。

コメント