今さら携帯電話モバイル

ノートPCを使いながらも、あまりモバイルということを意識しない私であったが、優先LANや無線LANの使えない環境で、ネットワークを使わなければならない状況が出てきた。ノートPCでモバイルとは、いったいどのような手段が考えられるのか?

ざっと、以下のような選択肢があるようだ。

  • 一般的な携帯電話
  • CDMAなどの高速通信
  • PHS

PHSは、AirH”や@FreeDなどが有名だ。専用のデバイスをPCに装着し、ISPと契約する。32Kくらいなら、月5,000円未満で定額通信が利用できる。スピードとコストのバランスがいい感じだ。

CDMAなどを使う場合は、AUの3G携帯やFOMAなどを使う。64K程度の通信がふつうに利用できる。私はこれらの携帯ユーザでないし、このために乗り換えるのも何なので、選択肢から外れる。

残るのは、一般的な携帯電話だ。私の使っているのは、ドコモのムーバという一般的なものだ。この携帯を使うとき、通常のデータ通信のほかにDoPaというパケット通信も利用できる。DoPaは別途契約が必要なので、面倒という理由で通常のデータ通信を利用することを考えてみる。

ちなみに通常のデータ通信とは、いわゆるモデムを使った通信だ。パケットで課金されるわけでもなく、時間で課金される。Movaでは9,600bpsのモデムを使ったのと同じ感覚だ。はっきりいって一昔も二昔も、それ以上昔のスペックだが、本格利用するわけでもないので、これで良しとする。

このような携帯電話をPCとつなぐには、PDC方式に対応したケーブルというかモデムが必要になる。まぁ、何でもいいやと探していたら、I-O DATA USB-PDC2(USB接続PDC方式携帯電話ケーブル)というのが見つかった。さっそく、注文する。こういうものは品切れの場合が多いが、すぐに到着した。Amazonのランキングを見てもそんなに悪くないので、けっこう人気があるのだろう。

さっそく装着する。

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ちなみに、OSに依存するドライバインストールの作業が必要だが、付属のCD-ROMからセットアップすればまったく問題ない。また、接続の設定は、通常のダイヤルアップ接続と同じだ。ドコモの場合はMoperaが無料で使えるので、電話番号も固定、ユーザ名などの認証情報なしで接続できる。詳しくは、Moperaのサイトを見て下さい。

パソコンにつなげばこんな感じで、すごくコンパクトだ。

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実際にはモデムが内蔵されているのだが、ほとんどケーブルである。遅いながらも、確実に通信できる。圧縮がかかるので、ばかみたいに遅い感じはしない。非常用としては十分だ。

注意点としては、最近は普通の画像などを多く含んだサイトには絶対に近づかないことだ。

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