東急、そりゃないぜ!

ほぼ毎日通勤に使っている東急田園都市線で、ちょっと前の22日、朝のラッシュ時の上り線車両が、用賀駅ホームに接触して通過したそうな。というか、そういう事実を今日になって公表したらしい。時間は朝の7時20分というから、ものすごく混んでいるいる時間帯だ。幸い、事故にもならず車両とホームにキズが付いたくらいで済んだらしいが、ことはそんなに単純でないのではないだろうか?

現に、その後の8時台に私が乗った車両がその駅を通過しているわけだし、しかも今日だって使っているのである。もちろん、そんなことがあったなんてことは知らない(そのときホームにいた人は知っているのだろうと思う)から、いつもより注意するとか、あえて避けるとか、そういう選択肢を持つこともできなかったのである。大事になっていないからいいような気もするが、それは利用する側の判断すること。柵を擦ったジェットコースターに乗りたい人が果たしているだろうか?

東急としては、その車両(しかも東京地下鉄の車両)のみの問題と判断して、その後の運転見合わせとか、車両点検とか、そういう発想にはならなかったんだろう。確かに、この時間で運転見合わせでもされた日には、ひどいダメージを負うのは間違いない。実は、この日はひどい遅延で、私などは「大幅に」遅刻した。しかし、遅延の原因についての車内放送は一切なく、「途中駅混雑のための遅れ」と繰り返していたのだ(別の証言によれば、どこかの駅で車両故障が発生した、とかいうのもあったらしい)。今になって思えば、この接触事故がその後の遅延に影響していたことは間違いないだろう。

そういえば、以前にも似た体験をしたことがある。朝の電車は大幅に遅延していたが、「混雑による遅れ」としか車内放送では流れない。だが、列車が東京メトロ区間に入ると、「東武線内における車両故障のため」に変わった。「混雑」と「車両故障」ではまったく質が違う。邪推をすれば、車両故障を起こしたのは東急車輌で、それを出したくなかっただけではないのか、と勘ぐってしまう。それほど、車両故障が最近頻発しているように見えるのだ。

ちょっと間違えば、車両転覆もあり得たのではないかと思うと、ゾッとする。ちなみに、乗車率200%、3,000人が乗っていたそうだ。ちょっとの揺れや加減速であの圧力なのだから、車両が急停止しなければならないような事態になったら…。

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