新しいカメラがやってきた!

ついに当家にもデジタル一眼レフカメラという奴がやって参りました。キヤノンの「EOS Kiss Digital X」です。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss デジタル X ダブルズームキット ブラック Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss デジタル X ダブルズームキット ブラック

実は、一眼レフカメラという奴には、もう10年以上も触ったことがありません。デジカメ時代になってしまったというのもあるんですが、手持ちの一眼レフカメラがいいかげん旧式になってしまったということもあります。その一眼レフカメラは、同じくキヤノンの往年の名機「AE-1 Program」です(1981年4月発売、http://www.canon.co.jp/Camera-muse/camera/film/1976-1986/data/1981_ae-1pro.html)。マニュアルフォーカスのみ、自動露出(AE)機能装備というシンプルなものです。内蔵のデータパックでは、もはや日付刻印もできません。

よく間違われるのですが、「Canon」は「キャノン」ではありません。「キヤノン」です。

これまで、当家主力のデジカメはまたまたキヤノンの「PowerShot S1 IS」でした(2004年3月発売、http://www.canon.co.jp/Camera-muse/camera/dc/2004/data/2004_ps-s1is.html)。これはこれで優れもので、最大10倍の光学ズーム、最大3.2倍のデジタルズーム、手ぶれ補正機能内蔵、マニュアル撮影が可能、フルVGAのMotion JPEG対応の動画撮影にも対応しているとあって、静物撮影から催事撮影まで非常に重宝しました。このブログのほとんどの写真は、このカメラによるものといえます。ただし、CCD画素数が今では見劣りする320万画素、撮影可能までの時間が少々長い、最短焦点距離がかなり長めで接写には向かないなど、使いこなしが難しい面があり、これに替わるカメラを探していたのでありました。ただ、これはいいカメラなので、TPOに応じて使い分けていくことでしょう。

「EOS Kiss Digital X」(以降「X」)は、キヤノンの一眼レフカメラシリーズであるEOSのデジタル版「EOS Digital」、そのエントリー機種です。長い間一眼レフカメラに触ってなかった私には最適といえましょう。というよりは、上位機種はボディだけでも10万円以上しますから、レンズを1本でも揃えれば軽く20万円は突破します。ブログなどの電子用途がメインの私には、できすぎた商品といえましょう。だからといって、「X」が本格利用には耐えないかというとまったくそんなことはありません。むしろ、これを使いこなすのもかなりの時間が必要でしょう。エントリー機種とはいえ、本格的な機能を装備している、お買い得なカメラと言えます。

「X」の最大のウリは、1000万画素以上のCMOSセンサー、9点オートフォーカス、自動クリーニングシステムを装備という上位機種にも負けないスペックでありながら、ボディはわずか500グラムという軽量で屋外に気軽に持ち出して撮影を楽しめる、という点でしょう。しかも、価格はボディだけでの場合ですが軽く10万円を切っています。ハイエンドデジカメより少し多めの出費を覚悟すれば、これだけの性能の一眼レフカメラが手に入ります。もちろん、レンズは別に揃えなければなりませんが…。

「X」は、ボディだけでもお買い得なのですが、レンズを持っていない初心者には、ボディとレンズとセットになったお買い得なモデルが存在します。最大55mmのズームレンズとのセット(レンズキット)、それに加えて最大200mmの望遠ズームレンズとのセット(Wズームレンズキット)がありますから、用途と予算で選べばいいかと思います。私は接写から望遠まで幅広く使いたいので、Wズームレンズキットを選ぼうと思いました。これで、実勢価格は13万円ほどのようです。もちろん、販売店によって差はあるかと思いますが、入門用のレンズとは言え2本も付いて10万円台前半という価格は驚きです。

このように、エントリーモデルとしては十分すぎる性能でありながら、お手頃価格のデジタル一眼レフカメラが登場したとあって目を付けていたのですが、これがなかなかの人気機種とあって、手に入れるには一波乱ありました。年末は忙しく、落ち着いたら購入しようとのんびりと年末ギリギリまで引っ張っていたら、いざ購入しようとしたら品切れという始末。地元の大手家電量販店Yでは、全敗です。2色あるうちのシルバーは在庫ありということだったのですが、一眼レフカメラはやっぱブラックでしょう、という妙なこだわりでシルバーは見送ることにします(実はブラックは仰々しいということで家族には不評であった。時代は変わっている…)。

契機は、新年に訪れます。新年は、実家に帰っていましたが、そこは大手家電量販店Yの本店があるところで、最近移転を行い、バカみたいに広いフロアーの3階建てということで、これは期待できるかも、ということで向かったわけです。新年だというのに、人は多いです、展示も明るく充実しています。お店の人に尋ねましたら、在庫があるということで、ラッキーとばかりに注文しました。今はキャンペーン中とかでレンズが2本入るケースと、切手付きのオリジナルポストカードが付いてます。レンズを付けたまま収納できないのですが、当面はお気に入りのケースが見つかるまで使うことにします。ついでということで、レンズカバーを2枚購入しました。

まだまだ使い始めたばかりですが、操作感は軽快です。すでに、このブログのために写真を撮り始めました。冬のさなかから春に向かう景色を載せていければ、と思っています。

それにしても、なぜキャノンばかりなのか?ニコンやオリンパス、ミノルタを買収したソニーもいいぜよ、と聞かれたら、共通の操作感が大事だからと答えましょう。高機能化に伴い、メニューは複雑になってきていますから、いくつもの操作を覚えるのはいいかげん苦痛だったりします。今回、「PowerShot S1 IS」と「EOS Kiss Digital X」との操作上の共通項は多く、実にわかりやすかったと書いておきましょう。

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