今日の出来事(070601)

自転車は歩道を(原則)走れません

「ベルを鳴らして歩行者をどかす」という悪質な自転車運転者についてマナー指導するらしいですね、福島県で。前は茨城県で、自動車のヘッドランプの上向き指導でしたか。

301 Moved Permanently

「自転車は『自転車走行可』以外の歩道は走行できない」とか、そういうことはあまり浸透していないのでは、という気がしますが、現実に照らしてみれば、「自転車が車道を自動車に混じって走るのは、双方にとってすごく危険(自転車道があることはまれ)」ということから、歩道を歩行者に混じって走らなければならない事情もあるかと思います。その場合にベルを鳴らして歩行者をどかすか、ということですが、私は「どかすつもりでなく」ベルは鳴らすべきと考えます。これは、抜き去る場合に歩行者に知らせるという点で有効ですし(いきなり抜かれたりすると驚くし、歩行者が急に進路を変えることはある)、歩行者の後でじりじりと抜き去るタイミングを伺い、わずかな隙間をくぐるように抜いていく自転車を見ると、とても危険だと思うからです。

それでも、「歩道は歩行者のもの。たとえベルを鳴らされても、避ける必要はない」と主張する知人もおります。それはそれでよいと思います。ベルはあくまでも「注意を喚起するためのもの」で「移動を促す」ものではないと思うからです。歩行者の脇に抜けるスペースがなければ、一時的に車道に出るか、自転車を降りて押しながら抜き去ればよい(この場合、「すいませ~ん」とか声を掛けて抜かせてもらう)だけのことです。注意のつもりでベルを鳴らして、歩行者がスペースを拡げてくれたら、通過時に「すいませ~ん」とか「ど~も~」とか声を掛けましょう。

それはそれにしても、歩行者も自転車もマナーが悪いのは、ベル以前の問題なので、こっちを何とかする方が先だと思いますが。集団の歩行者は後に目が付いていないことが多いし(後から人が来るとは夢にも思っていないから、集団で道幅一杯に拡がりだらだら歩く)、自転車で横列編隊を組んで進む軍団もマナーが悪い以前に危険です。さらにいえば、自動車中心の道路行政も何とかして欲しいところです。移動手段としては非常に効率がよく環境に優しい自転車なのだから、もっと快適に利用できるような道路にしてほしいものです(自動車メーカーが大反対するかもね)。

コメント