Windows Vistaがやたらと落ちるのだが?

1週間ほど使っているが、Windows Vistaがどうも不安定である。不意に襲うブルースクリーン、突然停止してしまうなど、Windows XPでは見られなくなった懐かしいとも言える画面が頻発している。新品のマシンでこれはどうしたことかしら、まだまだWindows Vistaが不安定なのかしらと思っていたが、日に数度も落ちると、危なっかしくて作業に集中できない。いったい何が原因なのだろうか?

ちなみにブルースクリーンとは、Windows NT系のOSではおなじみの、カーネル(OSの心臓部)が何かまずいことになったときに現れる青い画面を言う。これらのOSは非常に頑丈で、アプリケーションプログラムが何か悪さをしでかした程度ではこけることはないが、カーネルそのもの問題が起きた場合には、あっけなくブルースクリーンになって果てることになっている。この際、問題の参考になるような情報を表示してくれたり、メモリをディスクにダンプしてくれたりする。

ブルースクリーンが出る原因には、ソフトウェア的な問題とハードウェア的な問題がある。ソフトウェア的な問題は、いわゆる「バグ」などであるが、ハードウェア的な問題はメモリが壊れているなどが考えられる。以前、旧レッツノート(CF-Y2D)が起動しなくなったことがあったが、この原因は増設メモリのトラブルであった。

今回はどのような問題か、切り分けて考える必要がある。新品なので、ハードウェア的な問題は考えにくいが、初期不良という可能性もある。いずれにしろ、状況を単純化し、問題の原因を突き詰めていくことにした。

  • 増設メモリを外す

CF-Y7Aは、オンボード1GB、そこに1GBのメモリを増設し、トータル2GBで利用している。増設メモリはアイ・オー・データ機器製だが、完全無欠であるとは言い切れない。そこでメモリを外して1GBで使用してみたが、落ちるときには落ちる。どうやら増設メモリの問題ではないようだ。

  • Windows Updateを確認する

念のため、各ソフトウェアが最新かどうかチェックする。「スタート」メニューから「Windows Update」を選んで実行すれば、最新と表示される。少なくとも、OSの直近までの問題はクリアされているようだ。

  • アプリケーションがVista対応でない場合はアップデートする

ATOK2006やShuriken Pro 4はVista対応でない。もしかしてこの辺に影響が?とか思い、ジャストシステムのサイトで最新版を入手し、インストールしてみる。結果は同じで、予想は付いていたがアプリケーションのせいではないようだ。

  • アプリケーションを起動しない状態を作ってみる

ログオンと同時にいろいろなアプリケーションが起動してしまうので、これらを起動しない状態を作ってみて、何かのアプリケーションに起因するものかどうか調べてみる。素の状態でログオンするとすっきりしたものだが、これでも落ちるときには落ちる。ひどいときはログオン中に落ちる。

う~むやっぱり初期不良かしらと思い始めてしまったが、ふと思いついて「パフォーマンス設定」の「視覚効果」をすべて切ってしまった。するとどうだろう、何の問題もなく2日間以上にわたって使えるではないか。途中でスタンバイ、休止状態を入れてもまったく問題なしだ(これまではスタンバイから回復すると落ちることも多かった)。画面は素っ気ないが、動かないよりはましだということで、しばらくはこれで使い続けてみた。要するに、

Aeroに問題がある!

ということだろうか。たぶん、ディスプレイドライバの問題だと思っている。ブルースクリーンから再起動後、Windowsの提示する情報によれば「Intel」のサイトに案内されたからだ。ここで、最新のディスプレイドライバを入手しろということらしい。見れば、CF-Y7Aのビデオコントローラ(GM965 Express)のドライバは9/2にアップデートされているようだ。喜んでダウンロードしインストールを試みたが、「このシステムには適合しません。」といわれてしまう。Panasonicから正式に公開されるまで待つしかないのだろうか。

現在何をやっているかといえば、「視覚効果」のオプションをどこまで入れていって大丈夫か、おそるおそるトライしているという感じだ。ちなみに今のところ上から3つしかチェックを入れていない。これでも画面はVistaだし、多少殺風景だがその分動きも軽快だ。徐々にオプションを増やし、限界を探るつもりだ(前向きな解決策ではないね)。

コメント