Windows Vistaの不思議なできごと―Escキーが効かない

先日、Service Pack 1がリリースされたばかりのWindows Vistaだが、しばらく使っていると、Escキーがまったく機能しなくなっていることに気付く。最初は、IME(日本語入力)であるATOK 2008のせいかと思ったが、IMEをMS-IMEに切り替えても、同じである。IMEを切った状態でも、Escキーが効かなくなる。通常は、Escキーを押すことによって閉じるダイアログボックスなども、まったく反応しなくなる。

だがこれは、最初からではなく、ログオンしてしばらくはうまく機能する。ただ、どのタイミングからかはわからないが、いつの間にか機能しなくなる。はっきり言って非常に困る。何が困るかというと、仮名漢字変換中に入力した文字を一気にキャンセルできない(=BSキーで1文字ずつ消す必要がある)、ダイアログボックスをキー操作で簡単に閉じられない。だがこれらは、「不便」というレベルだ。

最もイヤなのは、Excelなどでセル内を編集しているとき、その操作をキャンセルできないことなどだ。うっかりセル上で文字を入れてしまうと、もとからあった内容は消えてしまう。このとき、Escキーでキャンセルすれば、うっかり入れた内容を取り消せる。また、Wordなどで入力したコメントから本文編集に戻る際にもEscキーを使えるが、これがダメだといちいちマウス操作するしかない。はっきり言って効率が悪い。

Escキーは、Escapeキーのことであり、逃げ出すキーだ。いざ不便な状況に追い込まれると、このキーが以下に重要なキーであるかわかる。入ってしまったところから抜け出す、それがEscキーの役割だ。それができないのだから、とことん進めるしかないという状況になる。ありがとう、Escキー。

それにしても、なぜEscキーが働かなくなるかは、今以て不明だ…。

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