Office 2007 Personalを入れてみる(2)

昨日は、Office XPとWindows Vista、Office 2007についてあれこれ書いてみた。決めると待てない私は、仕事で秋葉原に出向くついでに、Office 2007 Personal特別優待版を買ってしまおうと決めたのだ。なぜなら、Amazonでは品切れだからだ。夜にチェックして「在庫1点。お早めに」を見ておきながら「明日の朝に注文しよ!」と寝てしまったのが運の尽き。欲しいものはその場で決めなければダメという目に、何度合っていても学習しないのであった。

Office 2007 Personal アップグレード 特別優待パッケージ

意外とこのソフトは人気らしく、秋葉原のヨドバシAKIBAでは品切れであった。展示台から、空箱ごと撤去されていたので、念のために店員に尋ねたら、「非常に人気で、切れてしまいました。今、メーカーで増産中です。」と言うことだった。

ん?増産?パッケージには、「数量限定」と書いてあるが…。限定内の増産なのか、そうか、そうか。

でも増産を待っていられない私は、ヤマダ電機にも出向いたのであった。しかし、このヤマダ電機はヨドバシの後に行くと、言い方は悪いが月とスッポンである。ここは確か、昔のラジオ会館か何かだったのではないかなぁ、NECのC&Cプラザの入っていた…。各フロアは思いっきり狭く、エスカレーターも上りしかない。帰るときは、エレベータか階段で下るしかないが、階段はすごい急勾配で、結構危険である。進出が遅かったせいか、テナントも土地も確保できなかったのだろう。残念ではあるが、しようがない。

というわけでヤマダ電機は人もまばらで、しっかりとソフトもあったのであった。こういうときに、人気のない店を押さえていると便利である。昔は、この役目をラオックスあたりが受け持っていたような気がするのだが…。

で、さくっと購入して、暇を見つけて(勤務中に)インストールしてみるのであった。何しろ、目の前に「x」の付いたファイルがたくさんあって「早く開いてみて~」と誘っているのである。ならば期待に応えねばなるまいということで、さっそくCDを取り出し、(説明書もろくに見ずに)インストールを開始した。だが、ここで早くも失敗を犯した。

インストール自体は何も難しいことはないのだが、「アップグレード」と「ユーザー設定」という選択肢が途中で出てくる。ここで、「アップグレードだよな。」と早合点してこれを選んでしまうと、なんたることか、元からあったWord, Excelは消えてしまう。Office 2007は、古いOfficeと共存できるのも売りであったので、これを活かさない手はない。互換性が保たれているかもわからないので、元のWord, Excelはどうしても残しておきたかったのだ。だが後の祭り、インストール終了時には、きれいさっぱり消え失せていた。

こうなると泥沼である。せっかく入れたOffice 2007をアンインストールし(それでも古いWord, Excelは復活しない。当たり前だ)、さらにOffice XPもアンインストールした。その後、改めてOffice XPをインストールし直し、サービスパックやセキュリティパッチを当てて、Office 2007をインストールした。今度は、「アップグレード」ではなく「ユーザー設定」を選んだのは言うまでもない。

「ユーザー設定」を選ぶと、上級者向けのオプションなのか、意味がすぐにはわからないような表現の設定画面が現れる。そこで、古いアプリケーションを残すオプションを指定してやれば、Office XPとOffice 2007の両刀使いとなれる。ただしOutlookだけは古いものを残すだけにするか、新しいもので置き換えるしかない。Outlookの場合、メールなどのデータベースファイルがあるが、新旧で互換性がないためと思われる。つまり、両方のバージョンを持っていても意味がないのだ。

今度はうまくいった。しっかり、古いものも起動する。ただし、ファイル拡張子の対応は新しいものになっているので、古いもので開くときは「開く」メニューを使うか、ドラッグ・アンド・ドロップするしかない。残っているだけでも安心なので、とりあえずはこれで十分だ。

さて、Office 2007そのものだが、別のアプリケーションである。「リボン」という、新しいユーザインタフェースになじむには時間がかかるだろう。とにかく、どこに何があるかわかりにくいし、今まで普通に使っていた機能を呼び出すのも、結構苦労したりする。できれば、従来のインタフェースも残しておいて欲しかったが、それならばバージョンアップの意味はないのだろうなぁ、と思う。

しばらく使っていて気付いたのだが、Wordで貼り付けられていた画像をきれいにコピーできたり(2003まではにじんだりした)、保存したファイルのサイズがかなり小さいとか、意外とメリットが大きい。あとは、原因不明の「変なこと」が起きないのを祈るばかりだ。今のところ、Excelがきちんと終わってくれない以外の問題は起きていないのだが…。

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