そうだ、「ATOK」にしよう

このブログを読んでいただいている希少な皆さんは、PCでの日本語入力には何をお使いだろうか?私は、何度も記事で書いているとおり、「ATOK」である。WindowsやOfficeに付いている、MS-IMEなどは足元にも及ばない、日本が誇るInput method Editorである。ある日、このATOKを扱った記事を見つけた。久しぶりに見る、気持ちのよい記事である。確かに、MS-IMEの変換は目に余る。

リンク: なぜか変換できない vs. なぜか変換できる:最近の「MS-IME」は目に余る――よろしい、ならば「ATOK」だ (1/4) – ITmedia +D PC USER

ATOK 2008 for Windows ATOK 2008

リンク先に引用されている、元マイクロソフト日本法人社長である古川亨氏のブログ記事で、今のIMEは日本で開発されていないというのは本当だろうか?確かに、IMEの開発に必要なのは技術力であり、日本語力ではないというのにも理があるとは思うのだが、日本語のことをよく知らずによりよい日本語IMEなどというものが開発できるのだろうか?私は、否と思う。だからこそ徳島という地方で20年にわたり開発されてきたATOKにはすごい重みがあると思うし、皆がそれを理解し、使い続けられているのだと思う。

私の情報では、一時期は韓国で開発されていたとも聞くし、かつてはATOKを開発したジャストシステムから技術者を引き抜き、日本で開発しようとしていた(されていた?)とも聞く。真相はわからないが、日本人開発者のレベルが今ひとつなのか、日本ではコストがかかりすぎたのか、はなからまじめに開発しようとしていないのか、あるいはそれらの全部か、とにかく理由があるのだろう。

Office 2007をインストールしたら、MS-IME 2007を標準のIMEとして登録されてしまった。また、Windows VistaをBusinessからUltimateにアップグレードしたら、またもやMS-IMEが標準のIMEとして登録されてしまった。ATOKに戻すのは、手作業である。確認もせずに標準にしてしまうなら、せめてもう少し使い勝手の工夫をしてもらいたいと思うのだ。

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