夏の終わりに出会った蝶

夏も終わり秋が目の前という頃になると、それまでより蝶が目に付くのはなぜだろう。2回ほど、写真を撮りに行った場所で意外なほど多くの蝶に出会うことができた。それらをちょっと紹介できたら、と思っている。

場所:神奈川県横浜市緑区「新治市民の森」
機材:キヤノンEOS 40D+タムロンA20E

最初はアゲハチョウ。水を吸いに来ていたクロアゲハ。翅も崩れておらず、きれいな蝶である。

Kuroageha_04 百久保付近にて。

お馴染みアゲハチョウ。花の蜜を吸っては飛び立ち、すっては飛び立ちとせわしないが、それでも見せてくれる一面である。

Agehachou_18 Agehachou_17 曲坂付近にて。

アオスジアゲハ。地面に水を吸いに来ていた。普段はあまりじっとしていないこの蝶も、暑さには敵わなかったか…。

Aosujiageha_03 百久保付近にて。

モンキアゲハ。黄色っぽい紋と赤い模様がきれいなアゲハチョウ。これもけっこうせわしなく飛ぶので、なかなか収めることは難しいのだ。

Monkiageha_02 曲坂付近にて。

次は、タテハチョウの仲間だ。最初は、以前にも紹介したコミスジである。翅を立てて止まっているのは、結構珍しいかも。

Komisuji_03 鎌立谷戸付近にて。

キタテハ。黄色い地に黒い紋のチョウは区別が難しい。ほとんどツマグロヒョウモンだったりするが、これはたぶんキタテハ。

Kitateha_01 旭谷戸付近にて。

黄色いチョウを2種。ひらひらと飛んでいる黄色いチョウは、なかなか止まってくれないのである。最初は、キチョウ。文字どおり、黄色いチョウである。

Kichou_02 曲坂付近にて。

モンシロチョウがいるならモンキチョウもいる。キチョウに似ているが、後ろ翅に紋があるのでわかる。

Monkichou_01 曲坂付近にて。

シジミチョウの仲間。シジミチョウは、羽を閉じてしまえばいたって地味なものが多いのだが。最初はウラギンシジミ。裏面は銀色のような感じで、表は紫だったり茶色だったりする。これは茶色だったので、メスか。

Uraginshijimi_03 池ぶち付近にて。

ムラサキシジミ。羽を広げればきれいな紫色なのだが、これも地味であるなぁ。

Murasakishijimi_04 池ぶち付近にて。

ヤマトシジミ。ルリシジミよりは翅の裏面の黒い紋が多く目立つ。

Yamatoshijimi_01 池ぶち付近にて。

山となればジャノメチョウの仲間も多い。こいつはヒメジャノメ。白い筋が目立つジャノメチョウだ。

Himejanome_01 旭谷戸付近にて。

ヒメウラナミジャノメ。ヒメが付くのが多い。

Himeuranamijanome_05 平台付近にて。

ヒカゲチョウ。文字どおり日陰が好きなチョウ。

Hikagechou_05 見晴らし広場付近にて。

まだまだいる。こんなチョウも。ダイミョウセセリ。セセリチョウの仲間だが、羽を拡げて止まる。

Daimyou_seseri_01 旭谷戸付近にて。

ぱっと見た目に似たようなチョウも、皆が違った形態を持ち、違った生態を営んでいるのだなぁ、と思う。

コメント

  1. 野の花 より:

    蝶は本当に優雅で美しい生き物ですね。
    そして癒されます。
    よくこんなにたくさんの種類の蝶を撮られましたね。

  2. なおさん より:

    野の花さん、
    気が付けばこんなにチョウがたくさん…。
    なぜか目の前に来てくれたり、ひとところに留まってくれたりと、不思議にシャッターチャンスに恵まれた日でした。
    優雅さといえばアゲハチョウの仲間、可憐な小さなチョウも忘れるわけにはいきません。
    でも幼虫は…。ちょっと苦手かも。