里山へ―新治市民の森(5)―籠場の奥~旭谷戸

9月22日に赴いた「新治市民の森」の続き。この森の詳細は、ここをご覧になってほしい。

新治市民の森 – ザ・公園 – なおさん亭::新館

今回のテーマは、夏の終わりと秋の始まりの森、という感じである。まだまだ夏かと思うと、しっかり秋もはじまっている、そんな風情であった。

「籠場(ろうば)の奥」。「籠場」と呼ばれるあたりから奥に入ったところ。「籠場」の名前には面白い謂われがあるらしい。

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「イヌタデ」(犬蓼)の群生。「蓼食う虫も好き好き」の「蓼」である。

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「ヤマカガシ」(山楝蛇)が出た!水溜の水をちょろちょろと舐めている。前回の殻とは多分無関係。ヘビが多い。要注意である。

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栗畑。もう収穫は終わっているが、下にはイガがたくさん落ちている。

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実を抜いたイガと、小さくて食べられない実は、こうやってうっちゃられている。

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ここから、マクロレンズにバトンタッチ。「キツネのマゴ」のアップ。

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「アザミ」の花。

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「キンミズヒキ」(キンミズヒキ)。この花はバラ科で、「ミズヒキ」とは違う種類なのである。

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「ツリガネニンジン」。今にも鳴り出しそうな、釣鐘のようである。朝露が似合いそうなたたずまいだ。

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「アキノタムラソウ」(秋の田村草)。

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ちょっと気持ち悪い人もいるかも?でも背中にハートマークを並べたオシャレな蛾の幼虫。名前は不明。

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「ゲンノショウコ」。

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「アカボシマダラ」。もともと南方種。神奈川県のこの蝶は、誰かが中国産のものを放したらしい。なので、このあたりにしかいないという、不自然なことが起きている。

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さっきの「キンモクセイ」の木に戻ってきた。

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次が、「旭谷戸」から「梅田川」に至る、最終回である。

コメント

  1. 野の花 より:

    マクロレンズを通して見る小さな野の花たち。みんなとても繊細で、可憐で、魅力的ですね。でも、キンミズヒキがバラ科とは?いったいどこでそんな分類となったのか、予想もつきません(笑)。今の時期、野山にはヘビが往行しているでしょうね。そう思うと、私は歩きたくても歩けません・・・。

  2. なおさん より:

    野の花さん、
    気に入っていただけたら幸いです。
    え?これがバラ科?というのはけっこうありますよね。イチゴもバラ科です。シモツケなんかもバラ科ですね。
    ヘビは、ほかにもアオダイショウやらマムシやら、オンパレードでした。気を付けましょう。