ボケなのか、わざとなのか

今日の会議でのこと。不謹慎ながらも、出番のない会議で、うとうとしかけていたとき、いきなり質問を振られた。「なおさん、これでいいですか?」

「え?」と虚を突かれた感じだったが、うとうとしながらも話は全部聞いていた。だが話が異様に長くて(1時間くらい)、内容は全部整理し切れていない。とっさに答えた。

「順番が違いますよ。」そう、この会議には発言順があり、前の発言者を遮っての長い話だったので、元の順番に戻そうとしたのだ。だが、出席者の多くは、

わざとボケた。

と思ったらしい。終了後、「なおさん、順番が違うなんて言うんだもんな~」みたいなことを言われて、少々遺憾に思った。要は、長い発言を揶揄するような風に解釈したらしい。

こんなで、昔の話を思い出した。かれこれ30年前、高校生のときの話だ。

生物の授業中、教師は私をいきなり指名した。「なお君、これについてどう考える?」

とっさに解答が出てこなかった私は、こう答えたらしい。

「今、頭で考えています。」

私としては大まじめだったが、周囲はいきなり笑い出した。そう、「頭で考えるのは当たり前だろ?お前の頭は足にでもあるのか?」みたいなことらしい。

また、「どう考える?」の「どう」の部分をWhatではなくHowと解釈した解答にもとれたようだ。教師は、「次!」と流してしまったが、しばらくクラスでいじられる原因となった。

書いてみればつまらない話だが、私としては大まじめな発言が違った意味に解釈される、こんな出来事で昔を思い出したという、二重の出来事で、ついつい書き留めておきたくなった次第である。

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