辛いもの探検隊―六本木蒼龍唐玉堂の担々麺

今日の東京は、おそらくはこの冬一番の冷え込みというところでしょうか。みぞれのような雨の降る中を、行ってきました辛いもの探検隊。いつものN氏と訪れたのは、六本木にある「蒼龍唐玉堂」(そうりゅうりゅうこくどう)といういかめしい名前のラーメン店です。

http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/a100090.html

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看板の上に「らんめん」とありますが、このお店の売り物は、「擔擔麺」です(今回は、入力の難しい漢字が多いです)。「擔」は「担」のことで、要は「担々麺」ですね。担々麺といえば、辛さとコクが売り物の麺、果たしてどんな感じなんでしょうか?

お店の壁には、こんな絵とメニューがあり、雰囲気を盛り上げます。

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紙に書かれたメニューから選びます。簡単に説明が付いていますので、辛さなどの参考になります。

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さて、肝心のチョイスですが、迷ったあげくに、N氏は「無頼担々麺」(説明には、辛さを極めたレベル5の激辛担々麺、とあります)、私はヘタレなので「黒胡麻担々麺」(説明には、コクあり、ライスあり、辛さの定番です、とあります)を注文しました。両方とも、茶碗に一杯のライスが付いてきます。麺は、「無頼」が太麺、「黒胡麻」が細麺としました。また、今回は「定番餃子」も注文してみました。

最初に餃子を紹介しておきましょう。今回の麺に比べると、あまりにあっさりとして、非常に普通なのですが、逆にこれがよかったと言っておきましょう。麺が強力なので、サイドメニューはあっさり目がよいようです。

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次は、ヘタレの私の頼んだ「黒胡麻担々麺」です(最近カメラの調子がいまいちで、ピンボケですいません)。見てのとおり、びっしりと表面が覆われ、麺が少ししか見えません。その替わりたくさん見える黒胡麻が食欲をそそります。これにライスです。ライスは、今回非常によい役目を果たしました。

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まずスープを飲んでみます。うん、コクがあるけど、そんなに辛くない。ゴマの香りがします。トッピングの、そぼろのような挽肉がいい味を出しています。麺を啜ってみます。細麺といいながら、普通の太さの麺です。麺はもちもち感のあるものの普通な感じですが、スープと絡んでよい感じです。あっという間に食べ尽くす勢いです。

さて、ライスををどのように使うかというと、レンゲでスープを掬い、そのままライスにぶっかけて食べるのがもっともよいようです。「黒胡麻担々麺」は、味はいいのですが、麺がなくなったあとのスープをそのまま飲むには、いかんせん味が濃すぎる(しょっぱい)ような感じがします。なので、ライスにぶっかけるにはちょうどよいのです。しかもうまいです。

ライスをおかわりしたい感じでしたが、ラーメン、餃子、ライスの三点セットを極め、さらにおかわりをするとなると、さすがに食べ過ぎ=メタボ一直線です。もうちょっといきたいな、という心を何とかなだめて、そこは終わりにします。なお、「黒胡麻担々麺」は、辛いものの、「ひ~は~」という類のものではなく、安心して食べれる部類のものです。

さて、わざわざあとにしたのは、N氏の「無頼担々麺」です。「無頼」というネーミングが、半端じゃなさを感じさせます。見た目に真っ赤!これは恐怖をそそります。挽肉のトッピングは同じですが、山のように入った唐辛子、しかも種まで入っているのに、びびります。

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ここから先は、N氏のコメントをベースに構成しましょう。

見た目通り…「激辛」です!
巷には「激辛」を謳って名倒れな店もたくさんあるけれど、これは(個人的に)納得できる一杯です。
マトモな人は食べてはいけない(食べようと思わない?)レベルですね。
絶対むせるので、すすって食べてはいけません!
(慣れてくるとむせる直前までは啜れるようになります)
激辛だけどしっかりゴマの風味のある美味しいスープと、モチモチ太麺の組み合わせは最高。
食べるごとにハナが出る出る。爽快です!(爆
唐辛子のぶつぶつした食感も又ヤバい美味しさ。種入りだし。
残ったスープにゴハンを入れるとまた更に危険な美味しさ。
もうどうにでもなれー!(爆
…やはり私も「辛さの螺旋」に取込まれてしまったバカですね。
ああまた行きたい。

ということでした。まぁ、消化器方面の被害を心配してしまいますが、楽しんでくれたようなので、よしとしましょう。なお、私も、スープをライスにかけてもらい、少しいただきましたが、口に入れた瞬間に「首筋から汗が噴き出る!」。でもうまい。仕事の途中でなければ、もっと食べたい気分です。

何しろ、この寒い日に、上着を脱いで腕まくりをして汗だくで食べていたのは、そう私です。何と、同じ「無頼~」を注文している、若い女性がいました。セミロングの髪にセーターという、いたって普通のお嬢さんという感じでしたが、普通のラーメンを食べるような感じで、そのまま出て行きました。只者ではない、と思いました。

ということで、久しぶりに辛いものを楽しんだのでした。最後に、お店の前にある謎のコンクリート塊を紹介しましょう。

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今度は、「四川風麻婆豆腐定食」でも行ってみたいと思います。麻婆好きとしては!

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