オヤジのiPhone(18)―カメラ編

台風も近づいているというのに、オヤジのiPhone、いってみます。今回は、カメラ編ということで、なぜに今までこのテーマが放置されていたのか、不思議です。ま、単に忘れていただけなんですけど。

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iPhone 4のカメラ機能は、3GSに比べて格段によくなった!というのが下馬評です。どのへんがスゴイいんでしょう?このへんは、私が書いてもしようがないので、このへんを見て下さい。

今さら500万画素くらいで騒ぐなよ?という感じですが、個人的には画素数は撮影においてさほど重要な要素ではないと思っています(記事と同じ意見)。そもそも、1000万画素あったって、Webに載せるときには30万画素あれば十分。はがきにプリントするには、200万画素もあれば十分です。画素が増えればその分密度が高くなって、ダイナミックレンジとかどうなのよ?とも思いますし。

上の記事にもあるように、ISO感度の調整、ホワイトバランスの調整、露出補正など、一般的なデジカメ(携帯カメラ)にあるような調整機能はありません。ズームもデジタルのみです。だから、とにかく、撮りたい箇所をタップしてフォーカスし、撮るだけです。このシンプルさがよいのでしょう。私も気に入っています。ふだん使っている一眼、デジカメとは違ったフィーリングです。

上の記事では、HDRには触れていないようですね。HDR(high dynamic range; ハイダイナミックレンジ合成)なるものがあって、CMOSセンサーの欠点であるダイナミックレンジの低さを補えるそうです。露出を変えて撮影した複数の写真からよいところを抜き出して合成して、結果の写真を作成することができます。
オリジナルの写真を残すことができるので、比較することができますが、よく見ないと違いはわからないかもしれませんね。

最初のは、オリジナルの写真。ちょっと(かなり?)大きいです。

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そしてこれが、HDR加工後の写真。HDR加工後の写真には、「カメラロール」で見た場合には、「HDR」の表示が付きます。

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だいぶ明るくなっているという感じですね。茶色の発色は加工前の方がよいような気がしますが、どっちか好みの方を選ぶことができるのもよいです。ちなみに、HDR加工はON/OFFが切り替えられますし、HDR加工後にオリジナルの写真を残すか、残さないかの指定もできます。

シンプルに、さくさく目に付いたものを撮る、というコンセプトで作られているのが、iPhone 4のカメラ機能でしょう。このおかげで、以前は持ち歩いていたDMC-TZ10は完全に野外観察専用とかになりました。たいていの撮影はiPhone 4のカメラ機能で事足ります。

世の中、何でも数値的に突き詰めればいいわけではない、といういい見本ですね。

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