私の場合、ひとつの作品の一巻一巻にいちいち記事を書いたりしないのですが、この作品については書いていますね。なぜなんでしょうね？個人的に好きな作品ということもありましょうが、一巻一巻が絶妙のタイミングで出てくることもあるんでしょうね。
ということで本題です。二巻めは、海神様が陸に上がって滝の姫のところへ！というところで終わりましたが、この三巻めのテーマは、ズバリ「恋」と申し上げておきましょう。
たっつぁんこと背小田竜美と変身する忍者福引のラブでございます。たっつぁんのライバルも何の伏線も紹介もなしに登場し、怪我人続出の大惨事になるのですが、結局はこの恋は成就するのです。どのように成就するかは、読んでのお楽しみとしておきましょう。
もちろん、ももちゃんこと腹田桃世の恋、そして誰もが知りたかったゴル子さんの恋も意外な相手に意外な展開になっていますぞ。絵的にはちょっと雑になってきた感じで、コマ割もざっくりしてきて少年マンガ風のエピソードなども紛れ込んでいて意表を突かれますが、逸れがまたよい味付けになっています。
私がリアルで読んだのは海神様と滝の姫のデートあたりまでです。果たしてその後の展開が最終回に至るまでどうなるのかも知りません。それ以前に四巻めが出るのかも知りません。でも、それでよいのです。終わったことにも気付かず、あるいはいつの間にか続巻が出ていて、いつの間にか購入している、そういうのが似合います。
ということで、出るかも、あるいは出ないかも、という四巻を頭の片隅に置きつつ、この三巻を改めて読み直しているのでした。
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