【ヘルス】椎間板ヘルニアがやってきた!(4)~怒涛のMRI編その2

自虐系医療ネタ、早くも4回目、後半です。前回は微妙なところで切りましたねぇ、いえ単純に行数の関係なのですけどね。いよいよMRIの機械に!というところから再開です。

3回目の記事はこちら:
【ヘルス】椎間板ヘルニアがやってきた!(3)~怒涛のMRI編その1

いよいよか!と、眼鏡を外せといわれます。おおお、こんなところに金属があったか。そういえば、これで機械化されていることがばれなければいいのだがといらぬ心配をして、とにかく台に寝ろ、耳栓をしろ、脚はちょっと曲げてと素早く指示されます。そして曲げた脚の下にクッションのようなものを挟まれて、脚になぜか毛布を掛けて、スタンバイオーケーです。

調子が悪いときは、これを握って下さいとカエルのおもちゃの手で握る部分のようなものを渡されます(なんのこっちゃ)。15分ほ
どで終わりますから、とのこと。う〜ん、短いようで長時間だな、耐えられるだろうか?そういえば、息子も、ついこのあいだMRIを受けて来たばかりだった。かなりう
るさいと聞いていたが…。この耳栓は普通に人の声が聞こえるが、問題ないのだろうか?それにしても室内に流れるビートのきいた音楽は何だろう。


じめます、との声で台は移動をはじめ、視界が覆われてきます。で、完全に何も見えなくなったころ、移動は止まり、断続的な轟音が響き渡りま
す。うるさいとは聞いていたが、さほどでもないような…。でも、この巨大なプリンタのヘッドが移動するような音は、気持ちよいものではないですね。それにしても、このBGMは…。轟音の中にもしっかり聞こえるこの音楽は…?

そういえば、息子も、轟音で音楽が聞こえなかったとか言っていたが、そのときは何のことだかわかりませんでしたが、どこでも流れているものなのでしょうか?

最初のうちはいいのですが、そのうちつらくなってきました。何より、脚の感覚が変になってきます。何しろ動くなと言われていますので、動けません。笑 する
と、今どういう体勢なのかという感覚がなくなってくるので、ふとした拍子に思いっきり動かしてしまいそうで怖くなるのです。

そういうときは、指先をちょっと動かしてみるとよいようです。すると、感覚が一瞬戻ってきます。これくらいなら動かしてもよいでしょう、ターゲットは腰です
し。さらに困ったのは、私はもしかして閉所恐怖症ではないかと言うことです。なにしろ狭いし、けど灯りはあるし、うるさいので、だんだん平衡感覚が狂って
くるのです。

ずっと水平のはずなのに、脚の方が下がっている感じがしたり、動悸が激しくなってきて気持ち悪くなりそうで
した。だいたい3ラウンドくらいやるようで、3ラウンド目を何とか乗り切り、終わりですの声でほっと安堵。撮影は無事終了しました。もう少し時間がかかっ
ていたら、カエルをぴょんと跳ばしていたかも知れません。

で、メガネを受け取り、耳栓を捨てて、では着替えて診察室の前でお待ち下さいといういつもの流れです。さくっと着替えて診察室の前へ。まぁ1時間ほどかかるという言葉のとおり、それなりに待たされますので、外国人向けの日本居住ガイド(英語だけど間違いが多くて笑えます)とかを見て暇を潰します。そう、このクリニックは、場所柄外国人が非常に多いのです。スタッフは、少なくともバイリンガルでないと勤まりません。

そうこうしているうちに、間もなくお呼びがかかります。そこにいるのは、初診のときと同じ内科の先生です。何だかすべてを覚っているようなその表情が憎らしいです。それにしても、内科の先生には恰幅がよくて明るい人が多いですが、なぜなんでしょうね?

で、さっそくMRI画像を見せてくれます。ここでの結論。

L5/S1右の椎間板ヘルニアが疑われます。

あ〜死刑宣告をされたような気分です(大げさな)。もしかしたら、「何ともありません、異常なしです、たまたまひねったか何かでしょう」みたいな都合のよい判決、じゃなかった診断を期待していたのですが、世の中はそんなに都合よくはできていないようです。

映像を見せてもらい、プリントまでしてもらいましたが、確かに何か突き出ているような…。しかも、そこだけ椎間板が潰れてしまっているように見えます。しかし、その下の椎間板はもっと小さいし、果たして、元の大きさがどれほどだったのかはわかりません。

神経をすごく圧迫している?と言われると非常に微妙です。断面図が、左右均等ではなくて妙に歪んでいるのは事実なので、正常な状態でないのは間違いないでしょう。う〜ん、プライバシーの問題もあって画像を掲載できないのが残念です(間違っても請求しないように!)。


いうことで、内科の先生は、ほぼ間違いないけど、専門でないのでこれ以上の診断はできない。だから整形外科でもっと詳しく見てもらって下さいとのことで
(最初からそうしてくれればいいのに!とは言いません)、予約を取ってくれました。予約は週明けすぐです。しかもまた夕方です。

整形外科医による診断で、対処が決まるのでしょう。量刑はそのときに決まるのですね。

予告判決を言い渡された私は、高い診療費を払い、とぼとぼと家路、じゃなかった社路につくのでした。ふっ、着いたら皆に自慢してやろう。俺は黒だったと!ははは、笑うがいいさ、皆の衆。ということで自暴自棄になりながらも、早くも気持ちの切り替えは進んでおり、帰ったら校正紙を送らなければなどと現実的なことを考えはじめているのでした。本当にしようのないやつです。

次回はいよいよ完結、断罪編です。超お楽しみに。意外な結末が待っています。

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