単純運動もエンタメが必要になる時代!?

またも朝のNHKテレビ「おはよう日本」絡みです。今朝(15日)は、デイサービスなどにいるお年寄りのための運動を、より楽しめるようにする試みという話で、MicrosoftのKINNECTを使ったシステムや、ナムコのモグラたたき、ヘビたたき(?)といったアミューズメントマシンを紹介していました。

これから伸びるのは医療と介護だ!となっていますから、これにITを絡めていくのは正しい姿と言えましょう。

変わって、日経IT Proの11/13付の記事「スタートアップ10社が技術やサービスで競演、TechCrunchのイベントから」から(会員登録がないと読めないかも知れません)。スタートアップとは聞き慣れない語ですが、要は起業家、有り体に言えばベンチャーのようなものです。アイデアとスピード優先でピンポイントを突いた起業、という感じでしょうか。

そのトップに、「空も飛べる自転車」とありまして、ありゃりゃE.T.の世界かいな(古い)と思ったのですが…。キーバリュー社の「Virtual Cycling」。ネーミングから想像が付くように、フィットネスクラブなどによくあるエアロバイクにまたがった際に、装着したディスプレイ付きゴーグルにGoogle Street Viewの風景が映る、というものです。

当然、バイクに連動していますので、体を傾けて進行方向をコントロールする仕組みで、これによって世界中をサイクリングできる(もちろん仮想的に)というわけです。いつ空を飛ぶんだよ?ということですが、速度を上げると離陸するようです。笑 E.T.の世界を実現するわけです(もちろん仮想的に)。

まぁ、フィットネスクラブでのトレーニング、特に有酸素運動は退屈なものです。時間をかけないと意味ないですし、何十分も同じ風景では飽きるというもの。それを少しでも和らげるために、テレビや雑誌があるわけですが、それにしてもねぇ。

そういう意味では、このVirtual Cycling、いいと思います。今日は京都に行こう(シャレじゃない)、来週はハルピンに行ってPM2.5体験してこようかなとか(不謹慎)。何だか何時間も走って気が付いたら病院のベッドか、木の箱の中にいそうです。

私のような、半分マゾヒストのような男は単調なプレイ、じゃなかった運動でもストイックにこなしますが、多くの人はそういったものはイヤ、飽きるもの。そこを突いたよいビジネスと言えます。

でも、そこまでしてやらなければいかんのかなぁ、とも思いますね。なぜお年寄りがゲーム感覚で足腰を鍛えなければならないのか、フィットネスクラブでのトレーニングにゲーム性が必要なのか、考える必要もありそうです。

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