ブルーマウンテンが日本人(だけ)に好まれるのは?

地元BROOKS(ブルックス)のレギュラーコーヒードリップを愛用しています。価格が手ごろで、気軽にたっぷり飲めるからですが、種類が豊富なのもよいです。ブラジル、キリマンジャロ、グアテマラ、コロンビア、モカ、バリ、コナ、そしてブルーマウンテン。

セットものには入りづらいブルーマウンテンですが、グルメパックというやや高めのセットを注文し、飲んでいます。ところでブルーマウンテンは高級銘柄として有名ですが、そのほとんどは日本人が飲んでいるというのは本当でしょうか。

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写真:足成
(記事の内容と写真は関係ありません)

蘊蓄によれば、ブルーマウンテンとは、地中海の小国ジャマイカにある山の名前。その標高1,000メートル付近の地域で栽培されるものだけをブルーマウンテンと称しているとか。同じ品種の豆でも、標高の低いあたりで栽培されたものはブルーマウンテンとしてはならないそうです。

このように希少性があるのですが、そのほとんどは日本人が消費しているとかで、笑ってしまうことに、輸入量の3倍のブルーマウンテンが消費されているそうです。これは、おそらく低地のものをブルーマウンテンと称したり、パプアニューギニアあたりの同一品種のものを同じく称しているのですね。

しかし日本人は(私を始め)ブルーマウンテンに神話のようなものを抱いていますが、そもそもなぜなんでしょうね。聞けば、ジャマイカは元英国領で、英国王室御用達というのが日本人の心に高級神話を植え付け、今に至っているそうです。

今は閉店してしまいましたが、東京乃木坂のカフェグレコでは、ブルーマウンテンを1,500円で提供していました(私が通っていた頃)。普通のブレンドは800円でした。

肝心の味や香りですが、一般的には香り高く、繊細な味わいとされています。が、私にはもっと香り高い銘柄があると思いますし、必ずしもこれがもっとも繊細か、というと微妙なものがあるかと思います。まぁ私の舌や鼻も当てになりませんし、ブルックスのものが本当に正真正銘のブルーマウンテンである保証もありませんが(ブルックスさん、すいません)。

今は、多様な銘柄を手軽に味わえる幸せな時代なのですから、じっくりいろんなものを味わいたいものです。個人的には、キリマンジャロ、ブラジルあたりが好みですね。歯に色が付いたり、胃が荒れ気味になるのが痛いところですが…。

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