甲虫2種:ツヤケシハナカミキリとスジコガネ

今日は虫ネタなので、虫の嫌いな方はご注意を。

去る5月11日の母の日、さんざん花などを撮ってきて我が家に帰還。だが、その日の撮影はまだ終わらなかった。ツヤケシハナカミキリスジコガネが玄関先で出迎えてくれた。

ツヤケシハナカミキリは、コウチュウ目カミキリ科ハナカミキリ亜科の一種。その名のとおり花につく。大きさは1cmくらいですごく小さいが、長い触角などカミキリムシの特徴は備えている。花につくせいか、顎は発達していない。上翅の肩がちょっとだけ赤くなっていたり、この例のように半分近く赤くなっていたりと、個体差があるようだ。

幼虫は、マツの朽ち木を食べるということなので、そのへんで切り株だけになった松の木に棲みついていたのが、成虫になって飛来したと推測している。

スジコガネは、コウチュウ目カブトムシ亜目コガネムシ科スジコガネ亜科の一種。その名のとおり、上翅のそれぞれに4本の筋がある。色は緑色や茶色、黒だったりとこちらも個体差が大きいようだ。わりとありふれた種だが、アップで見るとけっこう迫力がある。

幼虫は木の根っこに付くので、プランターなどの植物を枯らしてしまうことがある(以前、アイビーをやられた)。そういう意味では害虫なのだろうが、どうも憎めない感じがする。

近所の開発が進んで昆虫の住み処もどんどん減っているが、こうやって現れてくれるとうれしい限りだ。これからも、我が家にやってくる昆虫たちを観察し続けたい。

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