VPSはどんどん使いにくくなっているのだ、そうブログ主的には。

メールやWebで使用しているホスティング(VPS)を乗り換えた。新しいものは、なるほどパワーも十分そうで、機能も豊富だ。しかも安くなっている。いいこと尽くめのようだが、ブログ主は2日触ってみて思った。

なんでこんなに使いにくいのだ〜。

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今まで使っていたのは、10年以上前からサービスを行っているVPS(Virtual Private Server)で、FreeBSDを仮想化して動かしているというものだ。一応、Webベースの管理ツールというものもあるが、ないに等しい。必然的に、ほとんどの管理はコンソール上でコマンドをバンバン打ち込んで行うというものだった。

UNIXやLinuxを理解していれば、これほど使いやすいものはない。

新しいものは、今年からサービスをはじめるというもので、愛着のあるCentOS 6ベースと聞いていたので期待していた。だが導入時に言われていたことに、「コンソールログインは使えません。SSHもTelnetもダメです」と言われていた。まぁこれも時代の流れかなと思い、それならUNIX/Linuxの知識が薄くても使えるだろうから、誰かに任せられるかな?と期待していた。

しかしあれだね、Webベースの管理ツールは、なぜに使いにくいのかな。まぁ何をやっているのか見えないというのが最大の原因だろうけど。普段、コマンドで操作している側には、何かをやった結果がどこに反映されているのかわからないというのは、すごく気持ちが悪いのだ。

しかも、独自の概念がシステムに導入されており、メールもWebも普通に使えないのだ。たとえば「ドメイン]というものがあり、これはインターネットドメインと対応するのだけど、すべてのユーザはどこかのドメインに属し、そこでメールを送受信したり、Webを公開したりするのだ。

でも、このブログをホストしている「お名前.comのレンタルサーバー」も似たようなもので、この経験がすごく役に立ったのはいいことだった。

個人的には、システムごとにしか通用しないことをいちいち覚えるよりは、ワールドワイドにいつでも通用することを覚えた方がいいと思っている。なので、特定のVPS独自のことを覚えるよりは、CentOS LinuxやFreeBSDを普通に使える方がいいと思っている。

だが、そういう普遍的な技術は基礎として押さえておかなければならないことがあまりに多く、肝心のことに踏み込む前に力尽きてしまうのだ。その点、Webベースなら、ネットサーフィンできる技量があれば、何とか使える。もちろん、「ユーザを作るってどういうこと?」くらいの理解は必要だけど。

いい方に考えることにする。これで、LinuxコマンドやUNIXコマンドを知らない彼でも、仕事を任せられるかも知れない。そうすればブログ主も、システム管理から少しは解放されて、その分本業に打ち込めるかも知れない。

そのためのツールと思えば愛することができそうだ。

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