浜田市の「環日本海・季節のお酒」。ふるさと納税でわざわざお酒を選ぶわけ

浜田市(島根県)のふるさと納税のお礼の品に、「環日本海・季節のお酒」がある。日本酒が好きなブログ主としては、よさそうな日本酒を提供してくれる市町村を探して回ったが、まずはこれに目が止まった。

「環日本海・季節のお酒」とは、年に4回、日本海側の各地のお酒を2本(720ml)、浜田市の酒屋さんが選んで送ってくれるというものだ。

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これは冬。醸造元は「日本海酒造」という浜田市の酒蔵。ボール紙に包まれているのは「漁師酒」純米吟醸酒。純米だけあってコクがあり、吟醸酒だけあって香りが良い。ただどっちかというとあっさり目。

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ボール紙を脱がすとこんな感じ。ブルー系のボトルがちょっとオシャレ。「石見」(いわみ)というのは島根県西部地方を指し、世界遺産の石見銀山がある。ボール紙、もったいない気がするが、仕方ない。盃は錫製。冷やした酒をいつまでも冷たく飲める逸品。

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もう一本は「しぼりたて」。こちらは純米酒。しぼりたてとあるように生酒。最近、しぼりたてをアピールするお酒が増えた。しぼりたてだけあって、新鮮な風味。飲み味は、非常にあっさりしている。

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さて、正直いうと、ずば抜けて美味しいお酒というわけではない(浜田市の人、すいません)。しかし、ほどよい旨さが感じられる、良くも悪くも普通のお酒という感じ。どうせいただくなら特別美味しいものを、という気持ちもわからないではないが、ブログ主はこれで良いと思っている。

あえてこういうのを選ぶのは、出会いを大事にしたいから。これらのお酒、おそらくは普通に酒屋を巡ったり、百貨店のお酒売り場に出向いても、出会うことは難しいだろう。ともすれば、一生かかっても出会うことのできない相手に、ふるさと納税という絆を通してめぐり合える、それを大切にしたい。

綾町のスパークリングワイン、後日紹介する米子市の大山Gビールなど。クラフトビールが最近人気だが、こういったものにであるのも楽しみだ。こうやって書いていて、ワクワクしてきた。肉や海産物もいいが、お酒にはこういう楽しみもある。個人的にオススメしたい。

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