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あえてコンビニ悪玉論

コンビニは便利ですね。
英語で書くと、konbini is convenient.
違う?そうですね。

コンビニって、コンビニエンスストアのことです。
便利なお店、ってことでしょうか。
確かに便利です。
いつ行っても、食べるもの、飲むもの、生活用品、もろもろ揃っている。
弁当を買ってレンジでチンしてもらえば、すぐに食べられる。
この、いつでも、すぐに、ってあたりがコンビニのポイントでしょう。

そこで、あえてコンビニ悪玉論。

コンビニに慣れた生活は、思考や工夫を不要にします。
食事を例にしましょう。
夜中だろうが早朝だろうが、お腹が空いたら行けばいい。
調理済みのものがあって、暖めてもらえば店の前でも食える。
食べたら、カラをそのまま捨ててしまえばスッキリ。
だから、家には保存・調理のための道具、食器、洗い場、何もいらない。
それどころか、食べるためのあらゆる技能がいらない。

なんの苦労もなく手に入るものには、感謝の気持ちを抱きにくくなるものです。
いつでも簡単に手に入る食べ物には、少しずつ感謝の気持ちが失われていく。
もちろん、作っている人、運ぶ人、売る人には、相応の苦労はあるでしょう。
しかし、それがブラックボックス化されてしまっている。
買い手に見えるのは、陳列棚に並ぶ、弁当箱のみです。

しか~し。最近はスーパーでも似たようになってきていますね。
24時間営業という業態。
しかも年中無休。
遅く帰っても、刺身や総菜類が買える。
スーパーがコンビニに勝るのは、まさにここ。
さらに、思考停止に拍車がかかるわけです。

もう、生ものだろうが、弁当だろうが、酒だろうが、いつでも手に入ります。
食べ物に季節感はとうの昔になくなってますけど、曜日も時間も関係なくなっています。
ちょっと前まではお盆と正月にはそれ相応の対応が必要でしたけど、それももはや不要。

すごく便利ですけど、何か大事なものを失っている、そんな感じがします。

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