新聞によれば、コーヒーを一日5杯程度飲む人は、そうでない人に比べて肝臓がんにかかる確率が1/4程度になるそうだ(数字はあやふや)。コーヒーを飲む群と飲まない群を作り、統計的に比較したらしい。なにゆえそういうことになるのか?コーヒーがぶ飲みの私としては気になるところだ。
コーヒーに含まれるカフェインが何らかの効用を持っているのではないかというのが最もらしいが、どういう効用かはわからない。コーヒーを食事後に飲むと、カフェインの作用でインスリンの分泌が盛んになり、血中糖度を下げて糖尿病の予防にはなるらしい。しかしカフェインだけなら緑茶にも含まれるし、コーヒー独自の作用も気になるところだ。
ちょっと話したところでは、コーヒーを飲む人はもともと内臓が丈夫、コーヒーに肝臓がんの原因となるような毒性物質を洗い流す作用がある、などもっともらしい意見が出たが、真相は謎だ。調べれば、コーヒーに含まれるある物質が活性酸素の働きを抑制するらしいが、肝臓がんだけにどうのというのはわからない。
ただ、コーヒーをの大量に飲む大義名分ができたのはいいことだ。そのうち赤ワインと同じように効用だけ期待して飲むという輩が出てくるだろうが、しょせんは嗜好品、好きなものをじっくりと味わいたいものだ。