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カレー麺なるものを食す。

勤務先の近くにカレー麺の店ができたので行ってみる。この場所(東京メトロ青山一丁目駅付近の都営アパート1F)は最近店舗の入れ替わりが激しく、飲食店としては苦戦しそうな場所だが、果たしてカレー麺なるものの店で大丈夫なのか?という心配もあった。その場所は、もともと焼き肉屋だったのだが、カフェバーに転身し、さらに地中海料理店に転身し、さらにカレー麺の店に転身している。果たしてどんなものなのかカレー麺は、はたしてどんな感じなのか、その店は?

実は、カレー麺なるものがどういうものかは、推測であった。もしかすると一般的な食べ物で、私が無知なだけだったのかもしれない。インドや東南アジアの方では普通に食するものと聞いたことがあるが、専門店ができるほどのものなのだろうか?そういった疑問を抱きつつ、ものは試しというか、店がなくなる前に(失礼な!)一度は訪問しておこうという野次馬的根性で向かったのであった。

場所は、南青山一丁目にある某都営住宅の1Fである。名前は、「実之和」という。もとは、千葉県の水郷地方(佐原のあたりか?)で昭和28年から営業している食堂らしいが、今ではいろいろなところに店舗展開しているようだ。店舗の前に看板が出ており、カレー麺なるものを始めたところ好評で、県外からも来店者が云々、とある。とにかく入ってみることにする。

その前に、メニューを物色する。ランチタイムだと、大きく分けて「カレー麺」と「カレースープ」がある。カレー麺を食べに来たので、ほかのメニューは無視するが、カレー麺を食べたい場合には、カレー麺以外の選択肢はないようだ。並盛り、1.5倍盛り、2倍盛りの3種類があり、ネギや豚肉のトッピングができる。ランチタイムだと、おかわり自由のご飯が付いてくる。

入る前に表から店舗を伺うと、やたらとレトロなものが目に付く。古い漫画雑誌、アイドル誌明星、ほかにもいろいろ。なにやら怪しげな雰囲気ではあるが、中に入れば黒を基調とした落ち着いた今風の店舗である。壁には毛筆で書いた能書きもあり、いかにも今風だ。しかし違うのは、店舗の中に散らばった、昭和40年代以降あたりのグッズである。EPレコード(シングル盤?)、古い漫画雑誌(これは書いたな)、BGMは山口百恵か?カウンターには「男一匹ガキ大将」のコミックスがあるぞ。どうなっているのか?この店舗だけか?店長の趣味か?ほかの店は知らないので、謎は深まるばかりである。

何はともあれ注文しよう。まずは味見なので、ベーシックに注文する。カレー麺の並盛り、せっかくなのでご飯も付けてもらう。ご飯は、茨城産である。たぶん、地元と思われるので、上で千葉県と書いたのは実は茨城県の間違いなのである。ご飯の説明には、最後にスープに入れて雑炊風に、とある。これは、私がよくやることだ。日新カップヌードルのカレー味の最後にご飯をぶち込んで食べて周囲の顰蹙を買っている。しかし、ここでは公認なのである。

ちなみに、トッピングは豚しゃぶ、ネギバカ(青ネギが大量?)、温泉卵である。それらをトッピングしなくても、豚しゃぶと青ネギは適量入ってくる。とりあえずはそれで結構でしょう。注文を済ませれば落ち着くので、メニューや店内をさらにつぶさに観察する。メニューには、飲み物もあるがラムネなどもある。とことん、そっち方面にこだわりがあるようだ。しかも、冷蔵ケースから勝手に出せ、とある。いいのか?

ようやく現物が到着する。今風の、見た目のよい器に黄色い液体、そこに豚肉と青ネギが見え隠れしている。果たして、麺は?そうだ、この手のものは麺が肝要だ。カレーと聞けば、まずはうどんを思いつくか?それだとカレーうどんだろう。ではソバ?それはカレー南蛮。もしやラーメン?ぴんぽん正解です。太めのラーメンが入っていると思えばよろしい。しかも、コシや味もいいきちんとした麺です。

スープは、鶏ガラをベースに、小麦粉でとろみをつけて、カレー粉で味付けをしたと書いてある。とろみがほどほどで、なかなかグッドである。しかし、こういったものを食べるときは白いシャツなどは失敗である。必ず飛沫を浴び、昼食がカレー系のものであったことが周囲にばれてしまう。今回、1個で済んだのは快挙であろう。東海林さだお氏によれば、これならカレーうどん士1級ではないか?

豚肉も、柔らかく、特にこれといった味は付けていないようだが、スープと絡んでなかなかうまい。豚肉とカレーは、やはり合う。これをおかずにご飯を食べてもいい。量も、それなりにあるので、トッピングを実行したらかなりの量になると思われる。青ネギの方は、それなりである。私はちょっと香りのきついネギが好きなので、物足りない感じもするが。

では最後に、ご飯を入れてみよう。これを、さじですくって食べるのだが、そのさじが、1)受け部分が小さい、2)柄が急すぎて口に運びづらい、というものである。普通のスプーンかレンゲでいいぞ!このさじは、ミニカレー麺を作って食べるものなのだろうか。ご飯は、スープに入れてしまっても、やはり箸で食えということか?

味付けはかなり濃いめなので、スープを全部のみ干すのは大変なような気がする。もともと、かなりの量が入っていることもある。ご飯をお代わりして一緒に食べていけば、なくなるような気がするが、それだと食べ過ぎだろう。現に、一杯のご飯でもお腹がはち切れそうになった。

では、食べ終わったので、店を出ることにする。書いていなかったが、並盛りで750円。高いか、安いかはお任せする。最後まで気になったのが、テイクアウトできます、という文字だ。タイ風にビニール袋か、はたしてホカ弁風にスチロール容器か。いずれにしろ熱はすごそうだから、なまじっかじゃ無理だ。試す勇気はないが…。

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