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江ノ島だァ!

何だか久しぶりに(ということにしておく)江ノ島に行く。江ノ島は、知ってのとおり湘南のシンボルのような存在だが、これから夏にかけてだんだんと人出が多くなってくる前に、少し落ち着いた雰囲気を味わうのもいいものだ。

ちょっと霞気味。

車で東京や横浜から江ノ島に向かうには、国道一号などから藤沢を抜けるのが一般的だが、道のそれほど混んでいない今の季節は、横横道路を逗子ICで下りて、逗葉新道を葉山方面に進み、長柄トンネルを抜けて渚橋に臨み、そのまま国道134号線を海沿いに藤沢方面に走るのがお勧めだ。道が混んでいなければ、海岸線沿いに海を眺めながらのドライブが楽しめる。

江ノ島に行くには、橋を車で渡らない。車は、近くの県営とかの駐車場に入れよう。確かに車で渡ってしまえば楽だが、あの橋をてくてく歩くのもいい。今では地下に広い駐車場もできてキャパシティが上がっているので、そこに停めてあとは徒歩で移動しよう。いい運動にもなる。

今回江ノ島に行ったのは、リニューアルした(何を今さら)江ノ島水族館、そう新江ノ島水族館に行きたいこともあったのだ。故あってここに近づくのはためらっていたが、春が来て気持ちも吹っ切れ、訪れることにためらいはなくなった。何だよ理由ってよ、などとは聞かないで欲しい。野暮な話である。

見た感じ、垢抜けた。

以前の水族館を知っている人から見れば、ものすごい垢抜けようだ。前は3カ所に分かれていたし、施設も古くていかにも老朽化が目立つ海辺の施設、という感じであった。今では基本的に施設は一カ所(フィッシュタンクという道路向かい側の建物には、以前の展示が残されているらしい)にまとめられており、雨の日でも濡れずに鑑賞できる。内部の展示も、広く見やすくまとめられており、なかなかいい。

どうせからパスポートを購入しようという話になる。ここは大人は2000円で、パスポートは4000円だ(一年)。二回来ればチャラ、三回目からはお得になる。しかし、手続きが結構面倒だ。写真撮影やら何やらで、30分くらいかかると言われる。どうしよう?実は、こっちは人数もいるので、かなり面倒な感じだ。どうせ二回くらいしか来ないだろう、ということでパスポートはなしにする。ちょっともったいなかったか?

江ノ島水族館といえば、単に珍しい海洋生物が見られるということではなく、学術的にも優れた展示が行われていることでも有名だ。中でもクラゲは有名である。あのほとんどが水分という生き物の振る舞いは、ずっと見ていて飽きないほどだ。数多く撮影した写真も、ここで公開してしまうのはどうかと思うが、クラゲだけは許してもらおう。

自分で自分に絡まりそうだ。

江ノ島水族館の前はすぐに浜なので、見学途中でも抜け出して(手の甲にスタンプを押してくれる)、外で食事をしたり、浜で休憩できる。浜はまだ暑くないので、波打ち際で波遊びをするのもいい。今頃は、ハマグリの稚貝がたくさん打ち上げられており、波の引き際に取り残された小さな貝が、一生懸命に砂に潜っていくのが愛おしい。しっかりと足もあるので、ぐいぐいと潜っていく。

せっかく来たのだから、江ノ島神社にお参りをしていこう。江ノ島へ向かう橋の上には、数多くの屋台や露店がある。焼き貝のいい匂いやおでんの香りに惹かれながらも、ひたすら歩く。名物?江ノ島くんの怪しい展示を見て、外国人の方々のオリジナルの絵画にも目を惹かれ、島に着けばそこはおなじみの風景である。だいぶ建物も入れ替わったような感じもするが、土産物屋や食べ物屋、旅館は健在である。

参道沿いに見かける猫。まるまると肥えているが、捨て猫で、避妊手術のための募金を促す看板が少し見える。こういう猫はどこにでもいるが、犬と違って野良のまま放置されることも多いから、結果として目に付くのだろう。いや、勝手なのは人間様であるなぁ。

さて、参道では何を食べるか?神様の元に行くのに食べ物の話ばかりだが、そういってしまうと彼らの商売が成り立たないから、お参り後に食べる話をしよう。手焼きせんべい、酒蒸しまんじゅう(ばら売り)、蛸せんべい、そして意外なことだがソフトクリームがうまい。ソフトクリームは、密度の高い固い感じで、簡単に溶けない。味も悪くない。紅芋ソフトクリームが色彩的にもグッドである。

江ノ島は、参道終点でお参りしても、さらに上がある。きっちりと歩けば、半日は過ごせる。岩屋まで行けば、船で帰れる。展望台も新しくなってなかなかおもろおかしい感じだ。行き慣れているようで、何度も新鮮な感じが味わえる。今度は、島の上の方を書いてみようかな。

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