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あう、検診…。

今年も年に一度の定期検診の日がやってきた。こうなると、前日午後あたりから水以外いっさい摂らない生活となる。慣れっこではあるが、あまりいいものではない。特に夜など、食べれない理由があるから食事を採らず、かつ家族も食事を勧めたりはしないのだが、無意味に腹が立ったりするから不思議だ。食べ残しのケーキに、「全部食え~」などといらついてしまう自分がいる。たかが一晩で、しようがないなぁ。

注:お食事中などに以降を読むのはご遠慮下さい。

指定時刻が8時半くらいなので、こういう日は朝早く(7時前)出掛けるのだが、朝食も摂れないので、時間的にはまったく問題はない。むしろ、採便の方が問題である。昨年は初めてで慣れていなかったので、容器から液体を少しこぼしてしまい、大丈夫かしら?とどきどきしてしまった。今回は、確実にあけてみる。しかし、どれほどの量を採ればいいのか?文章だけだとわからないかも知れないので、たとえばここの説明をご覧になって下さい。ちょっと違うけど、参考にはなるかも。

スティックなので、便の表面をこそげるように、スティック先端の溝が埋まるくらいで十分とあるが、これが難しいのである。軽くこそげるだけではうまく付かないし、ちょっと力を入れれば付きすぎる。要は、表面の赤血球の存在を見るのが目的らしいので、本当に表面だけを持っていかなければダメなのだ。実は、このへんはあまり知識がなかったので、とにかく付着させ容器に収める。名前などを記入して、容器を袋に収めれば終了だ。

こういう検診は、「早く受け付けてもらうと早く終わる」「受付時間のわずかな差は、どんどん増幅される」という経験則から、早めに着くように心掛けている。今回も、指定時刻の20分前には着いたが、すでに老齢の方々でいっぱいだ。成人病検診を受ける年齢層の中では若い方なので、どうしても浮いてしまう。ほかに、同年配の人が来て欲しいと、それだけを願う。思いっきり早く着いて、仮に一番などという番号をもらったら、いったいこの人の仕事は何かと思われてしまうだろう。そう、あまり朝には強くないはずの職種だからね。

始まってしまえば、あとは係の人の指示で順番に回るだけだ。

採血。注射針を抜くときにしくじったらしく、血が吹き出て腕が血みどろになる(ちょっとおおげさ)。ちょっと待っててくださいね~とのんきな対応の係の人、この間に後ろの番号の老人に抜かれる。だがこの人は、番号順だから、と次の番で譲ってくれる。当たり前か。

視力。安定している。体重。安定している(もっとやせたいが)。聴力。いつも失敗する。音が聞こえているから安心していると、「聞こえないんですか?」と聞かれる。そうか、聞こえていればボタンを押すのか、そうか、そうか。

血圧。相変わらず下が高い。上は人並み。そういえば、上より下が高い方が危ないんだよね。どうしようかな、塩分控えめ、アルコール控えめの生活だな。

超音波。過去の病歴を聞いて異様に口数の少なくなった医師が不気味だ。キモか?ソラマメか?その白い点は何か?わかっているけどね。

胃カメラ。実は、これが最大の難関で、あとに引きずるイベントである。発泡剤も、バリウムも、飲めといえば飲みます、はいはい。あ、右とか左とか前とか後ろとか、指示ははっきりとお願いします、先生。ちょっと吐きそうです。空腹時にようやく入ったものがこれじゃ、胃袋も飛び上がって驚いてるよ。

下剤(プルセニド錠)2を飲む。私は下剤の反応が早い。しかも後を引く。反面、4錠飲んでも何の反応もない人もいる。いいのか、悪いのか。

眼底。見るべき一を勘違いし、フラッシュを浴びる。大丈夫なのかな、これ?位置がずれました~とか言ってやり直してるし。目が潰れなきゃ何でもいいんですけどね。

問診。これが一番シンプル?「最低血圧高いね~。」「はい。」「γGTPたかいね~。」「はい。」「お酒気を付けてね~。」「はい。」以上。

しかし!このあとに、秋葉原を巡ろうなどと考えたのは浅はかであった。下剤の威力をバカにしていたのである。このときは、秋葉原が普通の街になっていることに感謝した。以前なら、悲惨な目に遭っていたに違いない。勝手だなぁ。

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