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電池を探せ!(完結編)

またもや無意味に数ヶ月が経過した。なんだよ、カードキーがなくてもさほど困らないじゃないかよ、と普通のキーで過ごしていたが、秋葉原に向かう用事がありトライしてみる。前は時間が遅くてろくに回れなかったが、今度は時間があるぞ~。何しろ、店がろくに開いていないほど早いのだ。

店の目星は付けていたのだ。「さらば秋葉原!」で書いたW通商である。通販サイトをよく見て、どのフロアで扱っているのか確認する。4Fか5Fのようだ。店に実際に行き看板を見ると、このフロアはThinkPad関連の品揃えになっており、とてもボタン電池が置かれている雰囲気はない。看板に騙されていたわけだ。やはり、もっとよく下調べしてからいかにゃならんな、と思った次第である。

元気のよい呼び込みの脇をとおり、エレベータでまず4Fまで直行する。異様に昇降速度のあるエレベータだが、扉が開き、閉じるまでの間隔は長い。積極的に閉めなければならないエレベータのようだ。

4Fに上がれば、携帯電話やら、ThinkPad関連のアイテムが目にはいる。よく見ると、レジに近い方によくあるボタン電池がぶら下がった棚がある。ここにあるのか?と期待しつつ、近寄る。ちなみに、客はほかに誰もない。わけもなく緊張する。

CR2016, CR2032といった見慣れた品番の脇に、恋い焦がれたCR2012という品番を発見する。あったか?あった!間違いないか?間違いない。パッケージをよく見ると、Panasonic品で、他の品番と同様のものだが、用途が「電子機器用」と非常に曖昧である。ほかのは、ゲーム用などと明記されているのだ。ただし、これ以外はまったく差はない。なぜ、一般に売られていないのか、不思議なほどだ。

さっそく、2年分(2枚組みでセット、寿命は約1年なので、つまり4枚)購入する。2年も経てば、購入しやすくなっているだろうし、あまり未使用のまま放置するのもあれだ。1枚は税込みで315円、4枚で1260円だ。比較的妥当性のある価格で購入できたが、機会損失、交通費、そしてこのブログを書いている手間などを考えると、完全に赤字である。そうだ、最初からディーラーに頼んで取り寄せてもらえば、多少は高くつくにしろとっくに利用環境が整っていたのだ。そう考えるとバカバカしいだろうが、そう思わないのが私の悪いところであり、いいところでもある。

ちなみに私は、「お取り寄せ」となっているものは、絶対に買わないのである。その場で手に入らないものは、買わない。臨場感が一気に失せるからだ。

今度の週末に、テストをしてみよう。しかし、今回はいきなりW通商に行って目的を達成したが、昼間にあちこち回ればほかにも置いてある店はあったのだろうなぁ、と思う。しかし、平日の昼間にこんな目的で秋葉原をうろつくわけにもいかない。それは暇なときに、としてみよう。

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