この週末に、ディーラーに訪れる。実は、ディーラーに訪れるのは、納車以来なのであった。もう、2年も出向いていない。もう2年かと思うのも無理はない、営業マンもまだ1年しか経っていないと思いこんでいる。お互い歳を取ったということを再確認する。
話は、そうであった。カーナビの新しい地図データと、カードキー関係であった。
新しい地図データの入ったHDDを装着してもらうので、当然ながら出掛けるときにはHDDは入っていない。興味のあるのは、果たしてこの状態ではどうなるか?ということであった。普通の人は、こんなことを考えはしないだろうが、基本ソフトウェアがHDDにあるのか、それとも別の場所にあるのかは商売上考えてしまう。
結果は、HDDはなくともオーディオは機能するし、リアのカメラも作動する。そうそう、リアのカメラの動作確認も重要なイベントなのであった。HDDがない場合には、「HDDが内蔵されていません。」といった警告が出る。となると、HDDは単なるデータストレージの機能しか果たしておらず、基本ソフトウェアは別の場所にあることになる。それがメモリなのかDVDなのかは、わからない。
地図がどうやっても出ないカーナビの奇妙なことよ。最も重要な機能がなく、画面には時計だけが出る(時計は出るのだ)。オーディオを使うときも、別にあるLED表示しか頼るものがない。従来はこうであったのに、慣れというのはずいぶんと基準値を変えてしまうものだ。
HDDをどうやって内蔵するかを見せてもらおうかと思ったが、料金の支払いとかではそれは適わないのであった。まさか、そんなことを言い出す客はいないのだろう、営業マンは聞きもしなかった。ただ、ケーブルをつないで試験をしているとか、ちょくちょく状況を確認しては報告してくれたが、テスティングマシンとかあるのだろうか?どことどこを指定して表示できれば合格、運転シミュレーションとかもするのだろうか?試験風景を見たかったものだ。
カードキーの方は、案の定、こんなシールを貼られて帰ってきた。
こんなことはすでに実践済みだよ、と言って断ろうと思ったが、すでに点検の明細に記載されてしまっていたので、何としても貼らせて欲しいと言うことだった。閉じこみとかあったら文句言われそうだから、何としても貼っておこうというわけなのだろう。
地図データの方は、「もしかしたら新しくなっているのかな?」という感じである。だいたい、地図が古いとか、そういうことを思うのは、新しくできた、工事された、とか変わったところにたまたまぶち当たって、それが地図に反映されていないというときだ。だから、そういうところに行くまでは新しくなったという実感はしないのだろう。近くのつぶれたファストフード店の表示は、確かになくなっていたが。
これから寒くなり出不精になるが、せっかく地図データが新しくなったのにね、と嫌味をいわれないように気を付けねば。