最近、痛ましい事件が多いですね…。
それらを見ていると、共通している何かがあることにふっと思い至りました。
あくまでも、思いついたというレベルですけどね。
それは、問題の本質を解決するのではなくて、目の前にあるとりあえず邪魔なもの、目障りなもの、そういうものをどけてしまえば何とかなるといった、短絡的な思考なんですね。もしかしたら、目の前にあるものは単なる象徴で、本質を表しているのではないのかも知れない。でも、その向こうにあるものを考えると気持ちが追いつかないから、とりあえず目の前のその「象徴」をどかして、安心したい。こういった心理は、程度の差こそあれ、日常的なものかも知れないです。
それが結局、解決にならないばかりか、別の悲惨な結果を生むかも知れないという想像力さえも、失ってしまっているのでしょうか…。問題は、解決すべきである場合もあるし、問題そのものに立ち向かうことを回避する必要もあるときもあると思うのです。ときには逃げる、責任を放棄する、そんな気持ちも必要なのではないかなぁ…。