おなじみの、サルスベリの花です。花の時期が6月から9月と長いので、百日紅(ヒャクジツコウ)とも呼ばれるそうです。
原産は中国らしく、比較的背の低い木です。日本ではサルスベリと呼ばれますが、この由来は木の肌を見れば一目瞭然でしょうね。あまりにも有名な話なのでわざわざ書くまでもないと思いますが、木登りの得意なサルでも滑って登れないような木だから、サルスベリというわけです。カンナをきれいにかけた木肌のようで、本当につるっとしています。
見た目に、どこが一つの花かわかりにくいのですが、おしべやめしべを探すと、よくわかるかも知れません。すると、花びらの一枚一枚がよじれた感じになっているのもわかると思います。実のように見えるのはつぼみで、まだこれからも花を咲かせようとしているのがわかります。
白いバージョンもあるようなのですが、まだ見たことはありません。