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生田緑地その1

たくさんの虫や花の写真をアップロードしましたが、これはすべて「生田緑地」で一日で撮影したものです。適当に歩いていて、目に付いたものを撮影するだけでこの分量ですから、いかに豊かに自然が残されているかということでしょう。神奈川県川崎市では、残り少なくなった緑の集合地ですから、長く残していってもらいたいものです。

すいません、もう少しマシな写真を撮るべきでした。

川崎市立日本民家園

生田緑地は、神奈川県川崎市多摩区に拡がる広大な緑地です。専修大学を近くに配し、敷地内に日本民家園、生田緑地ゴルフ場を配するほどの広大さです。そもそも、日本民家園を目当てに赴いたのですが、結果的に生田緑地全体を徘徊することになりました。簡単に紹介しましょう。

日本民家園には、正門、裏門、西門があり、本来は正門から入るべきですが、自宅からは西門の方が近いので、道に迷ったあげくにたどり着きました。駐車料は、最初の2時間が400円、あと30分ごとに50円です。私は最終的に800円取られました。

「川崎市伝統工芸館」というと立派な印象を受けますが、藍染めの工房のような場所で、つんと鼻をつく香りが漂っている場所です。そこに、80過ぎのおばあさんが番をしていますので、大人500円を支払い、入場します。中学生以下は、無料です。西門ははっきりいって逆方向で、「順路」と書かれた札をすべて逆に辿ることになります。ちなみに、子供向けに「スタンプラリー」の紙をもらい、計6箇所の民家でスタンプを押せば完成です(だからといって何かをもらえるわけではありません。あしからず)。

ここでは、撮影物の掲載には許可が必要ということなのです。ですが、「印刷物へ~」ということなので、Webではよろしいかと勝手に解釈していますが、問題のある場合には即刻掲載を取りやめさせていただきます。撮影においては、民家そのものへの損傷を与えるような行為は厳重に慎みました。

旧船越の舞台

これは、重要有形民俗文化財の「旧船越の舞台」です。三重県志摩郡から移されたようです。歌舞伎芝居を演ずるのに必要な設備をほとんど備えているとか。前には段々の席があり、公開の折には舞台を見ることができるようになっています。

さて、日本民家園では、旧家の旧宅を全国から集めて、見ることができるようになっています。東北の村、神奈川の村、関東の村、信越の村、宿場、計5箇所に区切られた大まかなエリアで、各地の旧家を見ることができます。私は西門から入ったので、経路と逆になっています。なので、東北の村から見ることになりました。

順路が逆です。

こんな感じで続々と。

この日は、「床上」という、お客を「床」の「上」に招いて歓待することのできる日だったようで、いろりに火を焚き、係の人が招く姿が見られました。ですが、なんとも煙が激しく、まだ序盤だった私たちは辞退するということに。またの機会によろしくお願いします。

室内は、こんな感じです。昔の部屋の呼び名、「でい」「おえ」など、解説が英語とともに付いていますので、理解が深まります。ここでは、個別の呼び名を紹介するのが目的ではありませんので、興味のある方は各自赴くのがよろしいかと思います。

このように、雪深い地方では積雪時の出入りのための出入り口が二階にあったりします。私の田舎でもそうでした(福島県)。

旧家、特に農家には、必ずといってよいほど「うまや」があります。日々の生活が、馬と無関係でなかったことが偲ばれます。現代では「うまや」と呼びますが、ここでは「まや」と表されることが多いようでした。

この日から、「十五夜展示」を開始ということでした。十五夜とは、旧暦の8月15日をいいます。お月様に、お供え物をします。備えるのは、里芋(団子のように見えるのは里芋です)、柿、サツマイモなど。

この南国風のものは、そのとおりで沖永良部島から移築されたものです。高倉という、倉庫です。屋根のように見えるのが実際の倉で、ネズミなどの動物の侵入を防ぐための高さだということです。高床式、思い出しますね。

この合掌造りの建物は、食堂を兼ねています。一階が、美味しいお蕎麦を食べさせる食堂、二階が資料館になっています。資料館の方は無料ではいることができます。もちろん、お蕎麦は有料です(笑)。

さてこのおそば屋さん、建物からわかるとおり「白川郷」という名前です。おいおいそれはいくらなんでもというかんじはしますが、値段の割にはなかなかうまいそばを食べさせます。蕎麦がなくなった場合には早じまい、というところがいいですね。私は、冷やし山菜そばをいただきました。温かいお蕎麦もよさそうですよ。

すいません、一回箸を入れたのでちくわが踊ってます。

山菜、ちくわ、海苔、わさびという布陣です。シンプルで、なかなかよろしい。子供は「冷やしたぬきそば」を頼みましたが、これに「揚げ玉」が乗っている代物。というと、こっちの方が得だったのでは?それともお店のおばあさんのサービスか、ミスか、真相は知ることはないですが。

蕎麦の後にこれはないだろうと思いますが、順路上、仕方ない。農作業からちょっと帰って用を足すためのものですが、おおらかだったのですねぇ。このまま肥えたごをかついで逆戻りでしょうか。すいません。

おっきな水車が回っています。裏では、水車の動力を伝える仕組みを模型で伝えています。模型といっても、実際に大きな歯車が回転しています。

古い商家です。今までの農家とは違った佇まい、迫力がありますね。ここが、終点です。

さて、民家園でこれだけ時間がかかってしまいました。民家園以外の生田緑地については、別の機会に…。

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