伝説のロックバンドであるQueenのベスト盤を久しぶりに聴く。私とQueenの出会いは、小学生のときだから30年以上前だ。初めて聴いたのは、あの「ボヘミアン・ラプソディ」で、すごいショックを受けたのを覚えている。ロックというよりはクラシックかオペラか、少なくともそれまで聴いたロックの範疇ではない。あっという間に虜になってしまった。
ここで紹介しているベスト盤では、Queenの主要な曲というか、誰もが聴いたことのあるようなものをこぢんまりとまとめている。すでに書いた「ボヘミアン・ラプソディ」(Bohemian Rhapsody)、Another One Bites The Dust、Killer Queen(この曲の歌詞の一部が、「頑張れタブチ~」と聞こえるのは有名)、Bicycle Race、You’re My Best Friend、Don’t Stop Me Now、Save Me、Somebody To Love、Play The Game、Flash(SF映画「フラッシュゴードン」のテーマ)、We Will Rock You、We Are The Championsなど。超メジャーなヒット曲ばかりを集めたのだが、これだけ見てもすごい限りだ。本当に、これだけの名曲を送り出してきたのだ。
Queenそのものについては書ききれないので、Wikipediaでも何でも見て欲しいのだが、私にとって残念だったのは、おそらくは多くのファンが死ぬほどの悲しみを味わったのは、リード・ボーカルのフレディ・マーキュリーの死であろう。そのとき、私はMIDIによる打ち込みをやっていたのだが、まさにそのときに悲報が流れたのである。ただ、Queenは解散したわけではなく、今でも残ったメンバーで活動は続けられている。
余談だが、Queenといえば漫画家の鴨川つばめ氏が猛烈なファンだったようで、氏の作品である「マカロニほうれん荘」にはQueenのメンバーと思われる人物、曲がたびたび登場する。特に印象的なのは、トシちゃん25歳ときんどーちゃんが、かおりさんの経営する喫茶店に居座り大騒ぎを起こす話で、そこにQueenのメンバーが客(しかも高校生と思われる)として登場するのだ。フレディが「華麗なるレース」をリクエストするが、トシちゃん25歳の「岸壁の母」に負けてしまう。結局最後までQueenはストーリーに乗っていたから、相当なものだ。
あ~書いていたらまた聴きたくなってしまった。帰りの電車はこれで決まりだ。