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写真は正直

今度の20日(日曜日)は、初級システムアドミニストレータ試験ということで、うっかり忘れていた受験票に貼る写真を撮りに行ったのであった。こういった写真は滅多に撮らないが、改めて撮ってみると、意外なことにいろいろ気付かされる。

写真自体は、最近よくあるセルフ形式の証明写真コーナーなどで撮る。決して安くはないが、お手軽だし、人にあれこれ言われないのがいい。こういったところでは、一回撮影して気に入らなければ、もう一回撮影できるようになっていることが多い。私の場合も、案の定一回目は気に食わず(生意気に~)、二回目を撮ることになった。しかし思うのは、人間の目のいい加減さと、写真のシビアさである。

一回目は、自分なりに構図や表情を決めて撮ったつもりであったが、サンプルとして見せられたものは、悲惨なものであった。まず、肩の高さが左右で合っていない、顔も中心線が合っていない、ほかにもたくさん…。要するに、撮っているときの自分で見ている表情や構図はまったくアテにならないことがわかったわけだ。

というわけで、二回目を撮ってみる。今回は、肩の高さを意識的に合わせ、顔のセンターも中央に置き、他にもいろいろ調整した。結果、まぁ60点ほどの写真となった。相変わらず、左右のバランスが悪い。これは、本人の姿勢の問題もあるが、それを目で見て矯正できないのは、大きな問題だ。普段見慣れていることから、できるだけ見た目が(自分で見て)変にならないように、勝手に脳が補正しているのであろう。

考えてみれば、これは怖いことだ。何しろ、鏡で自分を見ているものと、他人から見える物が異なるのである。自分ではよいと思っていても、他人はそうは思っていない、逆もあるだろう。こう考えると、できるだけ頻繁に、自分を客観的に見る機会を作らなければ、と思うのだ。

ただ残念ながら、こういう機会は減っている。人の写真を撮ることはあっても、自分のを撮ることはほとんどないし、撮られることもない。別に外見に限らず、自分を客観的に見る機会はできるだけ必要だ。

と思ったできごとであった。

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