サイトアイコン たまプラ通信

鼻から内視鏡!?(3)

前回は、医院にて診断のあと、結局は内視鏡を飲むことを決めたまでを書かせてもらった。前回、前々回ので懲りた人は、ここから先へは進まないで欲しい(しかし、回を進むと、だんだんと内容そのものはソフトになってくるのであった)。

内視鏡を飲むことを込めると、血液検査を行うことになった。あとから知ったのだが、この血液検査は貧血の有無を確かめるためのもののようだ。別室に案内されて、看護師の女性に対応してもらう。なにげにネームプレートを見ると、T医師と同じである。とすると奥様?夫婦で切り盛りですか、素晴らしいことですなあと心の中で思いつつ、最近では珍しくもないかなぁ、とも思ったりする。

採血の前に、内視鏡検査の内容についてよく説明してくれる。この医院は経鼻内視鏡が売りなので、そういうオプションしかないと思っていたら、実は経口内視鏡もあるのであった。鼻にどうしても通せない場合には、経口を選択するのだそうだ。私の場合、鼻の片側に慢性の炎症があるので、できればそっちは避けて欲しい旨伝えると、もしもう一方の方で通らなければ、経口に切り替えましょう、と言われる。

問題なのは実際に内視鏡を通すまでのプロセスだ。内視鏡の太さは約6mmくらいだろうか。細いようだが、実際に物差しで測り、それが鼻の穴からのどを通り、胃袋まで落ちていくのを想像してみたらいい。鼻に弱点を持つ私などガクブルものなのであるが、実際には麻酔をかけて痛みを感じないようにするということだ。

まずは、血管収縮剤を鼻の中に噴霧する。すると、鼻のとおりがよくなる(市販の、鼻づまりに聞くという薬もこれだ)。これで、どちらかとおりのよい方で、実行することになる。左右のどちらかが決まれば、今度は麻酔剤の入ったジェルを鼻の中に注ぎ込む。何ともイヤなイメージだが、こうしないと痛くてやってられないということだ。そのあと、細めのチューブを実際に入れて、通るか確認する。「まずは細いので試すんだね!先生!」ということでそれが通れば、実際のものに近いチューブをさらに入れて、導通を確認する。実際にものを見せてもらったが、けっこう長いのだ、これが。こんなものを鼻に入れて大丈夫なの?と思ったが、実際に入れているのだから大丈夫なのであろう。

そのあとは、実際に内視鏡を入れての検査、ということになる。「先生、質問があります!こんなのを入れて、鼻血とかでないんでしょうか?」「そうですね、出る人もいますね。」「え?いるんですか、となるとそこに一番近いところにいるのは私ですね。」というわけで内心びくびくものなのだが、頑丈な方の鼻の穴にすべてを託すことに決めるのであった。

採血の際に、「ピロリ菌」の有無を生化学的に判定することができるらしいので、そのオプションもお願いした。胃粘膜などから直接採取できるのだが、サンプリングに失敗すると、正確な判定ができないので、二重にやっておこうというわけだ。この看護師さんは採血がお上手で、内出血もほとんどなく、針の刺し痕も残らないのであった。

さて、同意書にサインをすれば、いよいよ翌日は検査である。緊張で眠れないかと思いきや、密かにわくわくしている私がいる。こういう性格は困ったものかも知れないが、しようがない。実際の検査の模様は、次回(最終回)にて。

モバイルバージョンを終了