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鼻から内視鏡!?その2

以前に、十二指腸潰瘍で内視鏡を鼻から入れたという記事を書いた。今回は、その予後を調べるために、もう一回飲んだと言うことを報告。まぁ2回目と言うことで特に何もなく終わると言うはずだったのだが…。

まず最初で躓いた。てっきり予約は9時と思い込んでゆったりしていたのだが、医院から電話。それで気付いた、予約は8時半だったのだ。確かに、私の手帳には8時半と書かれている。最近、この類の思い込みが多い。もういい加減歳かしらと思いつつ、急いで向かう。それでも9時ちょうどには着く(最初からこの予定だったので当たり前なのだが)。

医院に着くと、看護師さんや医療事務の女性が妙に冷たい。すいません、遅れてすいません、私が悪うございましたと平身低頭、ひたすらわびつつ、急いで事前処理のスペースに通してもらう。前にもやったのでスムースだが、血管収縮剤(鼻孔を拡げる)、麻酔剤、こういったものを順番に鼻の中に入れられる。ちょっと気に気になっていたのだが、今朝は鼻の通りが悪かった。それでも、何とかやってもらわねばならないと言うことで、決行。ちょっときついような気もしたが、前回同様、左の鼻からやってもらうことにした。

2回目なので、新鮮な気持ちはなく、こんなもんかと自分のはらわたの中身を覗いている感じだ。最初にいきなり、患部付近を確認する。結論、すっかり潰瘍は消滅していた。薬が効いたのか、時間の問題だったのかわからないが、とにかく消滅した。厳密には、傷跡のようなものが残るのだが、これはしようがないと言うことで、外傷で言えば傷跡のようなものが残るのはしようがない、といことだ。

で、傷が治ればいよいよその原因となるピロリ菌の除去を行うと言うことで、いきなり大量の薬を処方される。ちょっとビックリである。従来の潰瘍の薬に加えて、抗生物質2種、それに整腸剤だ。潰瘍の薬は初期にもらっていたもので、1日1回の服用だったものだが、これが1日2回になるので、量的には倍になると言うことだ。抗生物質の類も、1回3錠とか、非常に量が多い。薬の袋を見ると、入院後の老人患者といった膨らみ具合なのだ。それもそのはずで、短期集中で菌を退治してしまおうというわけだ。医療関係者の気迫が伝わってくるが、果たして大丈夫なのかと不安にもなる。特に抗生物質は、体内のバランスを崩してしまう可能性もある。様子を見ながら服用するしかないだろう。

ただ、今回の薬は1週間分なのだ。これで一気に退治というのは書いたとおりだが、服用完了後、6週間後にまた検査を行うことになる。ただこれは呼気を使う検査で、非常に手軽なものだ。それにしてもそんなもので検査できるとは驚きだ。今回の薬で、下痢・便秘のような症状、味覚障害、肝機能を表す数値の異常など、いろいろ出る可能性のあると言うことなので、けっこう危なっかしいものなのだが、それぞれには理由があるようなので、とりあえず納得して受けてみることにしたのであった。

果たして結果はどう出るか。ちなみに、菌の除去率は80パーセント程度だと言うことだ。これに漏れれば、果たしてどうなるのか。それこそ、神の味噌汁、ちがった神のみぞ知る、ということである。

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