愛の形にもいろいろあるのだなぁ、と思ったこの風景。場所は、東京都港区六本木某所。果たして、何が愛なのだろうか?
中央に見える樹は、桜(ソメイヨシノ)の木である。それが、道路を横切るように伸びているので、正面の階段を行き来するには、樹をくぐる感じで歩行する必要がある。この樹をこのように邪魔なまま保存しているのも愛だが、もっとすごいのは桜の根元の方だ。よく見ると、根元のブロック塀を半分倒して伸びている。しかも、その少し先では、ブロックで支えを作り、倒れないようにしている。これを愛といわずに何と言おうか。
この樹が、最初はどのようには得ていたのかはわからない。だが、途中で上向きに成長方向を変えていることから、そのあたりで倒れかけた、と考えられる。この処置をしたのは、樹を目の前にする骨董屋の主人か、果たして…。
ちなみに、階段の上から見下ろすと、こんな感じだ。
桜の季節は、ピンク色のゲートを作ってくれる。