市民の森は地主さんの好意で提供されているものなので、普通に畑があり、人家がある。そのため、居住地と森の境界が曖昧なのだが、周辺をそぞろ歩くと、面白いものに出会えたりする。そのひとつが、「一里山水神」様だ。
追分市民の森を矢指口の方に歩いていくと、このような看板を民家の石垣に見つけることができる。何だろうと思いつつ、150mといえばほとんど距離もないので、歩いてみることにする。しばらく歩くと、幟が見つかる。
「一里山」というのが地名なのか、そうでないのかはわからない。どのようないわれの神様なのかもわからない。そばに、水質検査の結果が貼りだしてある。それによると、菌類はなし、重金属の類も基準値を遙かに下回るということで、非常に良質ということだ。
石で祠が作ってある。さっそく手を洗い、口をすすがせてもらい、お参りする。そのあと、水をいただく。クセのない、スッキリとした水である。
脇には蛇口もあり、水を汲みに来る人も多そうだ。
近くの梅の木。立派である。
コブシの花が咲きかけている。それにしてもこのつぼみの数はすごい。本格的に咲き出したら、どんな風になるのだろうか。果たしてそれを見ることができるだろうか。
市民の森は、周りをそぞろ歩いても楽しい。