この季節は憂鬱だ。何しろ、お金がかかりすぎる。マンションに住んでいるので固定資産税(+都市計画税)が取られる。車を持っているので、自動車税を取られる。また、自動車保険も切り替えの時期だ。も~何から何まで取られまくりなのだ。だったら、何も持たないのが正解か、とも思いたくなる。
まぁ、納税は市民の義務です。などと気取るわけではないが、面倒なので全期分払ってしまう。以前は、前納に割り引き(といっても微々たるものだが)があったのだが、今では廃止されてしまった。前納するメリットはまったくなく、単に手間が1/4になるだけだ。
ところで、固定資産税の金額はどのように決まっているのか?固定資産税は「地方税」である。まずここが重要。各市町村は、「標準税率」を定めることができる(たいていは1.4%)。また、政府は「固定資産評価基準]を3年ごとに公示する。この両者から、固定資産税の金額が決まる。
そもそも、「固定資産評価基準」とは何か?土地の場合、「公示価格」の7割程度、ということだがこの「公示価格」というのがくせ者だ。公示価格は、その土地のさまざまな性質で決められる。駅に近いか、ガスや電気、上下水道の整備はどうか、といった利便性を主なパラメータとして決められる。まぁ、便利な場所に住んでいれば当然税金も高くなる。そんな理屈だ。
一戸一戸綿密に査定していくわけではないだろうから、かなりざっくりとやられているに違いないのだが、同じマンションなら仮に専有面積が同じだなら、納税額も一緒になる。ただ、建物は別に評価されるので、何階かによって評価額は変わってくる可能性もある。ただ、上の階の人や下の階の人に「いくらでした?」と聞くわけにもいかないので、よくはわからない。
聞けば、土地の価格を決めるにも、国税庁、国土交通省、などがそれぞれの基準で出してきて、かなりのパターンがあるそうだ。「路線価」とか「公示価格」とか、それぞれ別物と思った方がよい。こう考えると、実にご都合主義で金額が決められているのだろうなぁ、という気がする。
こうして書いてみたが、実は「固定資産税」のしくみははっきりと理解できないのである。払えといわれたから払っているが、そもそもどのように税額が決められているのか、そこのところはしっかりと勉強しておいた方がよさそうである。