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眼鏡を新しく作る(1)

目が悪いので、高校時代からメガネ(眼鏡)を愛用している。このようにメガネとの付き合いは長い。昨年末、常用しているメガネのリムのねじが緩んでいたので、いつものように締め直していたら、なんたることかねじの頭が取れてしまい、レンズから外れてしまった。こうなると困ったもので、そのメガネはかけられなくなる(当たり前だ)。メガネなしでは0.1を切る裸眼視力しかないし、よりによってその日は写真家の先生にお呼ばれしていたのであった。これはまずい!と普通なら修理するか、訪問をお断りするとか、何か手を打つのだが、よりによって持ち前の往生際の悪さが発動した。

とにかく、当日いっぱい使えればよい。ということで、パソコン周辺機器のケーブルなどをまとめているワイヤー(スチール製の細い線にビニールなどの皮膜が施してあるもの)をネジ替わりにしようと思い立ったのであった(本当にろくなことを考えないものだ)。当然、ネジではないので締めるわけにはいかないので、ねじ穴に挿入し、ヨロイを固定して縛るような形になる。ヨロイが動かないようにうまく固定できればしめたものだ。当然開閉はできないが、かけられればよいのだから、これでオーケーだ。

多少装着感に不安のあるものの、その日は無事過ごすことができ、見事に朝帰りしたのであった。今思えば、近くのメガネショップで修理してもらえばよかったのでは?ということだったが、すでに遅いのであった。

私は車を運転するので、メガネは2つ持っている。1つは常用して、もう1つは車のダッシュボード内にしまい込んである。出先で「メガネを壊した」「メガネをなくした」「メガネを落とした」といった不慮の事態に備えるために、スペアを用意してあるのだ。なので、しばらくはこのスペアを使うことにした。

こういうときに腰の重いのが私の悪いクセで、なんとそのスペアを数ヶ月にわたって使うという本末転倒のようなことをやっていたのであった。ちなみにそのスペアの眼鏡はレンズがガラス製、フレームも黒縁の今は流行らないようないかにも理系の学生がつけるようなタイプ(20年くらい前のデザインと思えばよろしい)もので、安いのが取り柄というものであった。車のダッシュボードに入れるので、プラスティック製のレンズはNGである(高温になったらやばい)。ガラスも厚く重く、スペアだからこう言うのでよいという割り切りで購入したものだ。それを何ヶ月も使うのだから、困ったものだ。

しかも、そのスペアのメガネは度が合ってない。いつの間にか度が進んでいたようだ。遠くを見るのはけっこうつらい。それでも無理して使ってきたが(ならさっさと修理するか、買い換えればよいのにね!)、さしあたって困った問題が起きてきた。自動車運転免許証の更新である。まさか視力が足りなくて更新できない、という事態は避けたい。そうこうしている間に、更新まで1ヶ月ほどとなった。これはいよいよアクションを起こさねばなるまい。こういう事態に追い込まれないと行動に移らない。困ったものだ。

ここで、忘れ去られていた壊れたメガネだが、まず、こいつを修理するという選択肢だ。ネジを付け直せばいいのだから、ネジ代か、あるいは無料で済む(購入したショップでそういうサービスをやってくれる)。だが、このメガネのレンズ(プラスティック製)はコーティングが剥げ、しかも度が合わなくなってきている(近くのものが見えない!老眼が出始めているのだ。なんたることだ)。コーティングが剥げているから、そこだけが変にぼやけた感じに見える。老眼が出ているので、近くのものが見えない。ネジが壊れる以前に、機能的に問題があったことが今初めて明かされるわけだ。

これは、レンズから作り替えるしかあるまいということで、思い切って新調することにした。

けっこう事態は複雑である。基礎知識だけでこれだけになってしまった。新しいメガネの話は次回である。

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