サイトアイコン たまプラ通信

自動車運転免許を更新する

休日の天気もいまいちということで、自動車運転免許の更新に行ってきた(天気がよければ行くのではないところがミソである)。まぁ、メガネも新調したし、早めに片付けてしまおうということで、二俣川にある自動車運転免許試験場に出向いたのであった。

あまり朝早くても何だし、ゆっくり行けばいいかな?と思っていたのが甘かった。午前中の受付は11時までであるのを思い出した。午後は、13時からの開始。できれば午前中に済ませてしまいたい。しかし今の時間は9時半。電車の接続の関係で1時間半は見ておいた方がいいから、すぐに出なければならない。朝食もそこそこに、慌てて家を飛び出した。

こういうときは、得てして電車のタイミングが悪いものである。出発駅(たまプラーザ)に着けば急行が出たばかり。乗換駅(中央林間、大和)に着けば、5分以上の待ち。二俣川の駅から試験場までは歩いて15分とあるので、時間がどんどん逼迫してきた。ムムム、これはまずい。二俣川に着いたときには、残り10分強となっていた。歩いたら絶対に間に合わない、やむを得ずタクシーを使う(あとでわかったのだが、試験場循環というバスもあったのだ)。

11時5分前に中に入ると、「更新の方は急いで下さい!」と案内される。普通なら、更新申請書を記入してから並ぶのだが、時間がないので免許証の提示だけでOKということ。向こうも、さっさと終わらせたいらしい。申請書をあとでわたされるので、必要事項を記入し、適性検査へ。

最初の関門である。並んで待っていたら、中からおばさんが出てきて「灯り点いてる?」と上を見上げると確かに案内板が点いているので、「あ~点いているね、どうぞ」と、どうやらもう打ち止めと思っていたらしい。左目、右目、両眼、とチェックされ、「はい合格です。」。まずは関門突破だ。申請書を見たら、聴力も問題なしと出ていたが、いつチェックしたのだろうか?果たして、あの会話自体がチェックだったのだろうか。

今年から、神奈川県の免許証はICカード化されているということで、そのための暗証番号を決めろということで、専用の端末に並ぶ。暗証番号は、2つ必要なのだ。これを入力すると、保存用のペーパーが出てくる。これは免許証へ登録されるほか、保存用も兼ねている。

暗証番号を決めたら、更新料を払って印紙をもらう。ちなみに私は「優良運転者」なので、3,250円だ。いつも思うのだが、この手の申請料は、何だか高いような気がする。でもしのごの言っていてもしようがないのでおとなしく支払い、印紙を申請書に貼り付け、受付に向かう。そうである、受付というのはこのタイミングを指しているのであり、最初に申請書をもらうタイミングではないのだ。妙にせかされていると思ったのは、こういうことだったのだ。はっきり言って、すでに11時は5分ほど過ぎている。だが、最初に申請書を渡した人までの分は、時間が過ぎていても受け付けてくれるようだ(さすがにそこまでお役所ではないようだ)。

そして、写真撮影になる。私は、常々ここの写真撮影には悪意のようなものを感じている。なぜにあのようにあくどい人相に撮ることができるのか?準備もできていないのに勝手に撮って「はい終了です」なのか。今回も、顔の位置を調整していたらもう終わっていたようで、仕上がりは妙に悲惨であった(脇から覗き込んでいるような感じになってしまった…)。

写真を撮れば、あとは講習である。毎回、毎回、これが面倒でしようがないのだが、「優良講習」はまだマシなようだ。30分ばかり、ビデオを見たり、簡単なレクチャーを受ければよい。冊子も大量に渡される。道交法が変わったので、読んでおいた方がよいだろう。終われば、その場で交付となる。以前は、場所を変えて交付されたような気がするが、システムが変わったようだ。名前を呼ばれれば、受け取って受取証を渡せばよろしい。しかし、誰かが勝手に自分のものを持っていく可能性もあり得るわけだが、その場合には自分のものを持って帰れないので、可能性としては極めて低いのだろう。

さて、これがICカード内蔵免許証である。写真ではよくわからないが、中央の白いスペースに、ICチップがある。少し盛り上がっている。この分、免許証も少し厚くなっている。

交付を受ければ、暗証番号を指定した端末で、今度は記録情報を確認できる。免許証には、本籍地などが表示されていないが、この端末なら確認できる。免許証を読み取り装置にセットし、ふたつの暗証番号を入れて、問題なければ登録情報が画面に表示される。内容に問題ないことを確認すれば終わりだ。

これで帰ってもよいのだが、もう昼時なので昼食をここで済ませてしまおうということにする。試験場には食堂があって、麺類やカレーなどの軽食を採ることができる。私は麺類が好きなので、かき揚げ蕎麦を注文する。人のよさそうなおばさんが食券を回収しにわざわざやってきて、マメそうなおばさんがさくさく調理する。蕎麦自体は普通だが、天ぷらは自家製のようだ。私が受け取ってから、「あと2つで終わり~」などと聞こえる。販売機に×印が多かったので、どんどん品切れになるような感じだ。

さらに、コーヒーを飲んで、ゆったりと帰路に就く。二俣川の駅まで散策を楽しむ。起伏の激しい道だが、民家の花々がきれいである。二俣川駅前に消防車が殺到しているので何事かと思い見る。帰りの接続は至ってスムースであった。得てしてこういうものである。あるいは、同じような接続でも待ち時間が気にならないという心理のせいかもしれない。

また5年、無事故無違反でいきたいものだ。

モバイルバージョンを終了