今週も、行ってきました歯科治療。事態は、いよいよ終盤に突入という段階となった。治療にも細かな異変が起きている。
このシリーズの記事:
虫歯治療継続中!(1)
虫歯治療継続中!(2)
虫歯治療継続中!(3)
蒸し暑く、下手すれば突発的に雨も降る中を、歯科医院に向かった。これだけの回数になるとだれてしまって、予約時間を守ろう!とか、きちんと歯を磨いていこう!とかいう気持ちも薄れがちになるのだが、まじめな(自己申告)私は今日も律儀に歯磨き(+歯間ブラシ)を済ませ、3分前に到着するように出発したのであった。
受付を済ませ、待っていると、しばらくして呼び出しがかかる。「○○さん。…?○○△△さん。」と少し詰まってカルテを見直し、given name付きで呼び直した。そういえば、今日の私にはヒゲがないのである。先週末に剃ってしまい、スッキリした顔つき(当社比)になっている。もしかしたら、カルテには「中年。小太り。ヒゲモジャ。」とか書かれているのかも知れない。
案内されて、いつもどおり診療ベッドに横たわる。さっそく歯科助手の女性が現れて、前回から何か変わったことはないかと聞かれるので、まったくないと答える。今回は、麻酔を軽めにいきますということで、それはもしや終わりに近づいているのでは?と聞いてみるとどうやらそのようで、パイナップル味の塗る麻酔薬、そして注射を一本、それも短めという感じで、案の定軽いのであった。もうほとんど麻酔はいらないと思うが、念のためということであった。
麻酔が効く間、クリーニングをしましょうということで、歯科助手(歯科衛生士?)の女性が緑色の液体を含ませた脱脂綿で歯の表面や溝を拭いてくれる。これはもしや、抜歯した際に口内を消毒するために使う液体の原液ではないか?色と匂いが似たような感じなので、そうなのかなと思ったが、聞くことはできなかった。口をきけないからだ。まぁだが、さっぱりした。これも、点数が付いているのだろう。
麻酔が効けば、先生が再び登場。詰め物を取っていきましょうということだが、今回は麻酔が少なめということなので、ちょっと不安である。もしかしてキ~ンの際に「ずきっ」とかきたらいやだなと思いつつ、ドリルを受け入れる。口の中にいろいろ飛び散る感じがするが、相変わらず頭蓋に響く感じである。普通なら、詰め物を取ってしまって穴が晒されてしまうと、そこから先は中断することができない。しかし、この日の私は妙に唾液が出るようで(午前中に飲んだ麦茶1リットルのせいか?)、あっという間に唾液が溜まり、むせてしまった。
治療中断。私は、とりあえず唾液はなくなったので続けて欲しい旨告げたが、口の中をゆすいでもらって再開しましょうということで、穴に綿を詰めて口をゆすぎ、その綿を取って乾燥させるという、手間のかかるプロセスを踏んでしまった。それからも、何度となく唾液は溜まるのだが、何とか切り抜けることができた。
さて、今回の治療も根管にリーマを突っ込んでグリグリという感じなのだが、比較的スムースに運んだようで、先生のたびたび出る「よし」という言葉が安心を招くのであった。3本ある根管のうち細い2本の処置もほとんど済んだが、最終的に塞いでしまうには微妙なので、次回に仕上げを行ってそれで塞ぎましょう、ということになった。残る1本は太くて処置しやすいので、それからやっても大丈夫ということであった。
今回は処置後の痛みもなく、その晩にジムで運動できるほど快適なのであった。ますます完治に向かっているのだが、そのあとには次なる相談が待っているだろう。果たしてこれに答えるべきか否か、それを考えなければならないのだ。その前に、体の別の部分のために違った診療科を訪ねる必要があるのだが…。
では、また来週。