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道のオアシス「神泉」

この週末は、毎年恒例で子供を群馬県に送り、ひとりで帰って来るというプチ旅行を過ごした。群馬県からだと、神川、鬼石、神泉、秩父、飯能と通ってくるのだが(こうして見ると埼玉県には味のある場所が多い)、いつも寄るのが、「道のオアシス神泉」である。神流川沿いの小さな「道の駅」といった趣だが、それでも訪れる人はけっこういるのであった。

川原の方に下りれば、水辺ではおなじみの「ハグロトンボ」がひらひらと舞う。

エメラルドグリーンの水面と、映り込んだ緑がなかなか美しい。

水面を撥ねるものがある。よく見ると、魚がジャンプし、また潜るということを繰り返している。水面にいるアメンボなどを補食しているのだろうか?

黒い大柄なトンボが飛んでは戻り、飛んでは戻りと舞っている。「オニヤンマ」である。

赤い花がところどころに咲いていると思えば、「ボタンクサギ」というクマツヅラ科の草のようだ。名前のとおり、葉に独特の臭気があるという(嗅いでみる勇気はなかったが)。花の方はよい香りがするようで、ご覧の通りハチが蜜を吸いにやってきている。

木に寄ると、透明なものがぱっと飛び立つ。よく見ると、「ミンミンゼミ」などのセミである。「アブラゼミ」などのやかましく茶色のセミからすると、異なった趣である。

また来年、やってこよう。

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