その日、私はとても疲れていた。群馬県への往復320kmの旅を終えて、しかも60kgの荷物を抱えて(運んだのは車だが)帰ってきたへとへとの私を迎えたのは、お湯の出ないお風呂であった。そう、私はお風呂大好きなのである。
お風呂の掃除を子供に頼み、あとはお湯の沸くのを待つだけだなとのんびり構えていた私は、ふとした拍子に不安になった(細かいのである)。
時間がかかりすぎる…。
まさか、いつものあれ(栓をし忘れている)か!と思い駆けつけると、不思議なことに(?)栓は入っている。だが、お湯はまったくたまっていない。おかしいなと思って、再度給湯器のスイッチを入れ直し、「自動」ボタンを押す。ふだんなら、これでお湯が溜まるはずだ。だが、しばらくすると時計部分が謎の点滅を始める。
ん?6時51分?
そう、その操作は6時50分頃にしていた。なので、てっきり時刻表示が点滅しているのだと思っていたが、何回やり直しても6時51分から変わらない。しかし時間はどんどん経っている。もしや、最初におかしくなった時間を記憶している?そんなわけはない。
要するに単なる偶然。6時51分を表す651はエラーコードであった。さっそく、給湯器メーカー(ノーリツ)の取扱説明書を見る。しかし、そこにはこのエラーコードに関する説明はない。となると、メーカーのサービス窓口に電話してみるしかない。幸い、24時間受付ということで、フリーダイヤルに電話してみた。
混雑しているようで待たされること数回、ようやくつながった。電話に出た女性にことの旨を伝えると、それは×××の不調ですから、修理受付いたします、ということであった(伏せ字部分は秘密)。以前にも、お湯の温度が上がらないということで点検に来てもらっているので、電話番号などを伝えて受付してもらう。翌日に日にちなどの摺り合わせのための電話が来るということだ。
で、点検や修理を待つのだが、新たな展開が起きた。それについては次回で。