昨日に引き続き、川崎市の生田緑地の紹介です。今回は、飯室山から長者穴古墳群まで進んで、飯室山を通り過ぎて枡形山まで帰ってみます。なかなかのハードコースです(といってもあっという間ですが)。
これまでの記事:春の生田緑地(1)―桜 春の生田緑地(2)―枡形山~飯室山
飯室山広場からは、この急な階段を下っていきます。ということは戻りは…。
生田緑地をここで紹介しています。
撮影:キヤノンEOS 40D+キヤノンEF 100mm F2.8L MACRO IS USM、パナソニックDMC-TZ10
周囲は、こんな林です。植生を守るために、生き物の住み処にもなる一部のエリアを残して笹刈りが実施されています。
いろいろな野草が伸び始めています。葉だけでは、ちょっと種類はわかりませんでしたが、ユリの仲間も混じっているようですね。
途中、いろんな花が咲いていましたが、とりあえず終点(長者穴古墳群・北口)まで行ってしまうことにします。北口には、「東生田自然遊歩道」の案内看板があります。これってなかなかの距離なのですが、そのうち歩いてみようかと思います。
北口にも、生田緑地の案内看板があります。ここを基点に、引き返していきます。下の写真で右手に見えるのが、長者穴古墳群です。
長者穴古墳群。こんな穴が10個ほど空いているのですが、ここが墓穴です。墓をわざわざ撮るなよ、とか言われそうですが…。
このへんで、花を行ってみましょう。シャガ(射干、著莪)の花。水路沿いに、びっしりと咲いています。
キリシマツツジ(霧島躑躅)とクマバチ。この赤は、遠くから目立ちます。
ムラサキケマン(紫華鬘)。このシリーズのあとの方には、これとは違ったムラサキケマンが出てきます。
ツボスミレ(坪菫)。タチツボスミレとは違い、白に紫の筋が入った花を付けます。別名、ニョイスミレ(如意菫)とも言うそうです。
ぐんぐん上っていきます。鍛えた健脚には、何ともないです。まだ朝なのでスタミナもあります。
見下ろすと、結構上ってきたことがわかります。中央の赤いのが、先ほどのキリシマツツジです。
開けた一帯にたくさん生えていたのがこれです。サトイモ科のテンナンショウ属のような気もしますが、もっと育たないとわからないでしょう。
まだまだ続く上り坂。えい、と一気に上ってしまいます。
飯室山広場の展望台に戻ってきました。不思議と、呼吸は乱れていません。このまま広場を抜けてしまいます。
枡形山広場に戻るまでに、ホウチャクソウ(宝鐸草)を見つけることができました。生田緑地の至るところに咲いていました。緑色の花を下向きに咲かせます。
さて、次回は、このまま枡形山広場を抜けて、戸隠不動跡地方面に進んでみます。