知る人ぞ知る南青山の「もっきんばーど」が復活するという知らせを聞き、本日、はせ参じました。「もっきんばーど」は、東京メトロ青山一丁目駅徒歩1分という立地で、狭い店内はいつも満員という店でしたが、ビルの改築に伴い閉店、その後が惜しまれていたのでした。
青山「もっきんばーど」といえば、知る人ぞ知る、串揚げ、牛タン、串焼きのお店。お店がなくなったときには多くの地元のファンに惜しまれたものでしたが、かくいう私も通い詰めた店で、足が遠のいてからも、なくなったときには残念に思ったものでした。ある日の通勤の朝、たまたま見上げた窓にあった「OPEN」の貼り紙を見たときは、「まじかよ!」と思いました。
これはすぐにS氏に知らせねばなるまい、と携帯で写真を撮り、メールすると、すぐに日時のセッティングが。オープンわずか数日で訪問という快挙に出たのでした。普段、行動の迅速さには疑問のあるS氏にしては上出来の快足ぶりです。よほど「もっきんばーど」に思い入れがあったということでしょうか?
同意の下に撮影したS氏。
元のお店は本当にひなびた感じでしたが、今のお店が妙にしゃれているのは、ここが元美容室だったからで、そんなことを気にしてはいけません。とにかく日時をセッティングして、訪問しました。多分、月曜なのでさほど混んでもいないだろうと思っていたら、まだ7時だというのにお客さんがたくさんいて驚き!しばらくすると満員に!妙に年くった人が多いのは、昔の「もっきん」を知っている人が多いからでしょうか?
お店は、基本的に若い人がやっていますが、厨房の奥の方に見たことのあるおじいさんがいます。あのおじいさんは、閉店までカウンターの隅にいて、いつの間にか寝ていたあのおじいさんでは?てっきり亡くなったと思っていたのに(ヲイ)、いつのまにか店長に昇格していたのでしょうか?と思っていましたら、まったくの別人のようです。あとで確認したところによると、その当時からお店で働いていたようですね。いや、お元気で何よりです。
さて何を頼もうかですが、当時と同じものがよい、と思うのですが、当時何を頼んでいたのか、さっぱり思い出せません。時間がかなり経ったのか、我々が年とったのか、それは定かではありませんが、まぁ適当に頼もうということになりました(ヲイ)。まずは生ビール、週末にたらふく飲んでいても、日が変わればまたうまい。串揚げというのはあまりなじみがないですからそれを頼んで、牛タンが名物ということですから煮込みでも頼もうと思いましたらそれはないということで、替わりの牛タンシチューです。何だか高級そうなんですけど。
お通しは山盛りの大根おろし、これは変わらないですね。串揚げを頼んだので、付け合わせのキャベツのざく切り。ちなみに串揚げには金属容器になみなみとした「ソース」が付いてきますが、「2度漬け禁止でよろしく」(だっか?)のような注意書きが。要するに、一度浸けて食べて、また浸けて食べるのは禁止、というわけですね。衛生上の配慮、というわけですね。それにしてもこのウスターソース風のソース、貧乏性の私にはこれ以上なくうまいもので、キャベツにつけて食べると、もうこれが再校、もとい最高というものでした。
肝心の串揚げも、やっぱりビールには揚げ物が合うよね、という感じで、これからは焼き鳥でなく串揚げにしようなどと思いながら、ビールを飲み干すのでした。ん?ビール?ってこれって量が少なくね?せいぜい350cc程度だよなと思いつつ、値段不相応なので次はヒッピーにしようと思ったのでした。
牛タンシチューは、パンはともかく、中身は結構本格派で、コクのある牛タンの味が楽しめます。付け合わせのししとうとプチトマトも暖まって美味しいです。案外といういうのって、お酒に合うんですよね。
まぁ、けっこう端折りましたが、久しぶりに平日にお酒を飲み、なかなかリフレッシュしました。明日がお休みならいうことないんですけど、そうもいかないですね。このへんで切り上げて、明日の仕事に備えるとしましょう。