今日は、いいかげん暑くなってきたということと、結婚式への参席も近いということで、散髪、アンド、ヒゲ除去に行ってきました。頭はともかく、ヒゲの評価は近場ではものすごく悪い、もちろん「ナイスですね」とか言ってくれる人もいるのですが、少数派でしょうね(社交辞令)。大半は、「ビジネスマンとしてどうよ?」とか「むさい!」とか「怪しい!」で片付けられています。ここは公共の福祉を優先して、思い切って剃ってもらうことにしました。
で、息子を連れて、近所の床屋に行ってきました。土曜の午前中なので、そんなに混んでいないだろうと思っていたら、甘かった!すでに待合の席はいっぱい、という状況でした。でもこんなことはよくあること、とそのまま待ったのでしたが…。
進まねぇ!
全然、先に進む気配がありません。
このとき気付いたのですが、理髪師さんの人数が少ない…。
席は7席もあるのに、理髪師さんは3人しかない…。
これじゃ進まないだろ!なんでこんなに少ないのだ?と思ったのですが、こういう状況にしても、理髪師さんはマイペース。人が少ないから、お客さんが多いからと言って、ペースを変えるつもりはないようです。
しかも、アシさんがいないのか、理髪師さんが自ら、床の上の髪の毛を片付けたり、おしぼりをあつらえたり、使用済みのものを洗濯機に入れたるしている始末。こんなことをやっていては、先に進まないでしょう。
2時間ほど待っていましたが、いい加減、我慢も限界に。ここ、待合所の週刊誌とか新聞も少なくなって、暇もつぶせない、のです。店長が替わっているような?前のせわしない店長がいなくなって、今はのんびり屋のマイペースの店長になっている、ようです。人柄は嫌いではないのですが、店長としてはどうよ?という気もします。
来る人、来る人、人がいっぱいと言うことで帰ってしまいますが、それでも何も変わりません。私たちの仕事ではこれが精一杯、という心の叫びが伝わってくるようです。お客さんがたくさん来るから、少しペースアップしようとか、いけないことだけど少し手を抜こうとか、そういうことはまったく考えないようです。
でもまぁ、これも正しい道なのかな、という気もします。受注が多くなったから、品質を落としてもしようがないとか、そういうことは許されないことですからね。自分の番になりましたら、1,500円の散髪料にしては、それはそれは丁寧な散髪をしてくれました。もっと急いでいいよ、と言いかけましたが、そんなことは余計な一言なのでしょう。
そうするうち、理髪師さんの会話で、誰が来るとか来ないとか、そんな話になりました。けが人がいるとか、そんなこんだで人が少なかったようです。しばらくしたら、一人やってきました。誰が何か言ったりするわけでもなく、するっと業務に加わりました。
こんなのでもいいと思うのです、何が何でもきちんとサービスしなければ、サービスされなければ、というように思いがちですが、それってすごい負荷です。商売の方針は自由、それをどう見るのかも、自由、と思うのです。
これだけ不便を味わっても、大人1,500円、子供1,000円というのは、やっぱり魅力的なのでしょうね。私としては、時間の方が大事、と別の理髪店を探そうかと思いましたが、たまにはこんなのもいいのかな、とのんびりと順番を待つことにしました。
息子とのコミュニケーションにもなったようですしね。