ちょっと前の話になるのですが、日曜日にとある用事で鶴見川流域沿いの高校に行きました(鶴見川は、横浜市のほぼ中央を流れる一級河川です)。ちょっとした待ち時間があったので、どうせなら流域を少し歩いてみようと思い立ったわけです。そうだ、川の流域をそぞろ歩くのもテーマとして面白いかも知れない、そう思いました。
鶴見川は、正確には横浜市緑区中山付近で、恩田川と谷本川が合流してできる川で、上流はそれぞれ別の名称になります。ですが、流域全体を指して鶴見川と称しているようで、上の標識はそのようなものとなっているわけです。
上の標識をよく見て下さい。鶴見川流域はバクの形、と書いてありますね。これはけっこう有名な話で、以前に取り上げた本「環境を知るとはどういうことか―養老孟司・岸由二」でもちょっと書きました。今回訪れたところは河口から25kmのところ、ちょうどバクの真ん中にあたります。
この日は非常に暑い日だったのですが、この暑い中をランニングする人の姿が目立ちます。何かの競技が行われていたような感じですが、30度を越えていたこの日、果たして皆さん大丈夫でしたでしょうか、と気になります。
さて、自由になる時間はそんなにありませんでしたので、歩いたのはせいぜい数100メートルくらいでしょうか?河川敷近くに降りれる場所がありましたので、ちょっと降りてみました。すると、壁面が花壇のようになっているではありませんか。自然のものではないのは明かですが、有志の方々が手入れしている花壇ということがわかりました。春の七草、秋の七草を中心に植えられているようです。
少し写真を撮ってみました(いつでもカメラを持ち歩いているのです)。キキョウ、ツルハナナス、などが咲いていました。
ちょっと離れた場所にはワルナスビが。ツルハナナスとハナの感じはほとんど変わらないのに、トゲがあるというだけで「ワル」だそうです。
この日、午後にも近所を散歩してしまいました。暑い夏の日が大好きです(でも熱中症にはご注意)。