調子が悪いんだから辛いものは避けた方が…。何て忠告をものともせずに、こんな調味料を仕入れてきました。越後名物「かんずり」。
唐辛子を雪の上にさらして、アクが取れ辛味が柔らかくなったものをすりつぶし、麹と塩、ゆずなどを加えて熟成させて作る。―Wikipediaより。
「かんずり」というのは、「寒造里」から来ている模様。だったら「ず」じゃなくて「づ」じゃないかな~なんて突っ込みは置いといて。
上の方に製法が書いてありますが、麹を加えて、というあたりで酒粕のような雰囲気になってきます。
柚が入っているので、よい香りがします。また、唐辛子の辛味がびんびんきます。とはいえ、きつい感じではなくて、まろやかです。お箸の先にちょこっと付けて舐めてみますが、辛いのだけれどゆずの風味が効いていて、辛いというよりはよい味、という感じです。
唐辛子と柚の他は塩と麹だけなので、クセがありません。ですから、いろんな料理に使えそうです。特に鍋物に合いそうです。鍋から汁をとんすいにすくい、かんずりを少し溶いて辛味を付けると、柚のよい香りのする汁に辛さのアクセントが!
あとはうどんとかそばとかの薬味、餃子を食べるときにもラー油のかわりにとか、いろいろ考えられそうです。そのまま酒の肴に舐めるというのもアリだそうです。
いいものを手に入れました。値段は500円くらいとけっこうしますが、この小瓶、かなり持つと思いますよ。